もう20日もするとオリンピックが始まります。開催地Rio de Janeiroは、ずいぶん騒がれていますが、日程への関心はそれほど強くないように見えます。8月5日が開会式、8月21日が閉会式です。本当に人が集まるのかどうか知るのに、現地オリンピック委員会の発表より確実なのが、国際線の航空券の売れ行きです。
今は世界中どこにいても、特定の日の航空券どのぐらい売れているかすぐに分かってしまいます。すごいですね。とにかくそういうことでエコノミーの航空券価格を調べてみました。
まずBritish Airways。LHRからGIG行きは、全く航空券がありません。8月5日発では開会式に出られません。
もともと運休と言うわけではありません。売り切れです。それが証拠にビジネスは出てきます。
それでもベストの8月3日発は売り切れのようです。
閉会式が終わった後の帰る便についても、エコノミーはほとんど売り切れ。8月25日まで足止めを喰らってしまいます。
ビジネスも似たようなもの。閉会式に出て次の日に帰るのはもう無理です。
BAは人気ありすぎ。それでは、Air FranceでCDGからの出発を考えます。エコノミーの航空券は取れます。しかしフルフレックスしか残っておらず、プレミアムエコノミーの方が安い始末。
価格を見ると、開会式の付近を避けると、803ユーロ(8月6日)と半分以下。やはり売れてしまったためか、かなり高くなっています。帰りも取れるには取れますが、やはりかなり高いのでした。
8月25日まで待てば、ずいぶん下がります。さすがに祭りの後に丸々3日間、現地にいるのは、冴えないのでした。
ドイツからはどうでしょうか。LufthansaでFRAから出発。席はありますが、フルフレックスです。開会式に苦しい8月4日は、8月3日より安くなります。
帰りはどうでしょうか。
8月23日は取れますが、高いですね。24日ならだいぶ安くなります。どうもドイツ人の関心はそれほど高くないようです。2,000 EUR以下でいけるなら、まあまあですね。ちなみに7月25日発7月30日帰だと、1,768 EURですむようです。
American AirlinesでJFKから行くなら、理想の日程でも6,051 USDで往復できます。行き。
帰り。
フルフレックスです。普段は2,000 USDしませんから、かなり高くつきます。
Emiratesは全く取れません。アラブの人が大挙してリオに押しかけるのかと思ったのですが、そうでもありません。というのは、Qatar Airwaysはちゃんと残っています。DOH発の行き。
少し高いのですが、極端に上がるわけでもありません。そもそもセイバーがまだ残っていることから、そこそこ空いているわけです。ところが帰りの状況はずっと悪くなります。
フレックスしか残っていません。往復で12,500 QAR(= 360,000 JPY)ですから、全然安くありません。7月の終わりに往復すると10,000 QARですから少し高くなっています。
航空券は払底している所もありますが、経路を選ばなければ、何とか買えるような状況です。航空会社の売り方の巧拙で、差がついたような感じがします。GIG行きの航空券は、その程度にしか売れていないとも言えます。
ちなみに今から本当に航空券を買うなら、いくらぐらいになるかとSkyscannerで調べてみました。往路は東京8月3日発、岐路はGIG8月22日発です。
安い方から3つまでは、JALとLATAMの同じ組合せで、行きはJFK, SCL経由、帰りはSCL, DFW経由です。2,239 EUR~ 2,490 EUR(=26万円~28.8万円)です。まあエコノミーで無防備な(安い時を狙って買わない)場合は、このぐらいの値段がしても不思議ありません。