客室乗務員の商品化
スカイチームは、新しく加盟があるたびに女性客室乗務員(ここでは、一律hôtesse(s)とします。)の集合写真を撮ります。航空会社が、hôtessesを提供できる商品の一部として考えていることは、公然の事実。それに対して、フェミニズム団体が運動を活発に行わないのは、不思議と言えば不思議。
その是非は別としても、各社、hôtesseの制服は個性的かつ丁寧にデザインしているため、一堂に会すると壮観です。例えば、2014年にGaruda Indonesiaが加盟した際に撮られた記念写真。(Aeroflotのページから。)
2011年の中華航空の加盟時には、こんな感じでした。
共通しているのは、SkyTeam塗装の旅客機を背景にしていて、新規加盟会社のユニフォーム(+中身)が中央に配置されるという点です。
今更ながらのイベント
Garuda Indonesiaの後、新規加盟はありません。しかしSkyTeam、何を思ったか、最近同種の写真撮影をCalifornia-Arizona-Nevadaの境界にある砂漠で行いました。場所はMHVのようです。
日本語のページもあります。
メイキングのビデオがあります。「制服が変わった会社もある」なんて、取って付けたような理由が発表されていますが、20人のhôtessesはいい迷惑。業務命令でLAXに集まり、そこからMojave DesertのMHVへ移動、砂漠の太陽の下、2日間かけて撮影会を行ったとのことです。滑走路での撮影ですから、それは暑かったことでしょう。50℃です。
16言語にもなるhôtessesとか、結成16年とかいう数字に、177か国、1,062空港に一日17,343便を飛ばしているなどと宣伝を紛れ込ませるSkyTeam。せっかくだから、彼らのウェブサイトから、その数字を拾っておきました。
Pechedenferは、SkyTeam教Flying Blue派の伝道師になるつもりはさらさらありませんが、日系の加盟がなく、日本では人気がない航空連合。少しは宣伝する人が必要でしょう。
ところで砂漠の撮影会に戻りますが、今回の写真は現在SkyTeamのウェブサイトのトップにも使われています。
珍しく女性以外に男性も写っています。というか、今数を数えたら、男2、女18です。各社集まったものの、2社は男性ということですね。それで20-02なのですか。
「ソーシャルメディアに他の写真もあるよ」と、一般の人をSkyTeamの情報発信へ誘導しているのは、まずまず。18人のhôtesses(+2人の男)も暑い中、頑張ったことが報われますかね。それにしても改めて見ると、全員見事なモデル体型です。最初から職業モデルを使えば良かったかな、という意見も出てきそうです。