読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

JALの七不思議(中編)

oneworld

七不思議なんて仰々しいタイトルをつけていますが、人によっては全然不思議でもなんでもないはずです。JALのファンや、JAL社員なら答えられそうな内容ばかり。問題提起にもならないなら、価値が低いとも言えますが、どれも素朴な疑問になりませんか?

 

4. 新時代の戦略

Was machst du da?

2017年3月末には、JALは新規投資が「普通に」できるようになります。経営破たんの結果、借金踏み倒し、公的資金で生き帰り、財務内容が無茶苦茶良くなったのが今のJAL。国からの借金は返したようなので、普通の世界だったら文句を言われる筋合いでもないのですが、競争を歪めることは最初から予想されていました。そのためしばらく投資が制限されていました。

 ANAは巨大な有利子負債を抱えているため、日本の空の競争環境が歪なものになるという論調もあります。それなら銀行や投資家にはもう一度泣いてもらって、ANAも破たんさせてしまえば良ろしかろうとも思うのですが、国土交通省もそこまで破廉恥なことはできないようです。

 

気になるのはJALの戦略。新機軸を打ち出すはずで、具体的なプランが描かれているはずです。どういうものになるのでしょうか?

 

羽田の国際線発着枠の配分では、不公平を是正するためにANAが優遇され、今後苦しい競争を強いられますが、工夫の余地は残っているはず。半年後には、JALは重しが取れたような感じになっているでしょう。末端の職員まで明るくなると良いと思います。サービスは確実に良くなりますから。

 

5. ジャカルタ線のファーストクラス

Was trägst du?

ファーストクラス客。欧州、北米はわかります。東南アジアにあっても、おかしくはありません。しかしなぜジャカルタにだけ、毎日ファーストクラスが設定されるのでしょうか?

 ビジネスとして成り立つから、設定があると考えるのが自然です。それだけ需要があるのでしょう。それでは、誰がこのファーストクラスの有償客となるのでしょうか?

 

ビジネスで人の往来もずいぶんあるはずですが、これはインドネシアに限ったことではありません。金持ちの会社が、特別に多く関与しているという話も聞きません。すると、政府関係者という線が浮かびます。日本政府がジャカルタ出張だけ、贅沢をさせる伝統があるとも思えませんから、インドネシア政府関係者の出張が贅沢という所に落ち着きます。

 Garuda Indonesiaもファーストクラスはあるし、これが事実なのかもしれません。

f:id:PECHEDENFER:20161016162732j:plain

 

6. 国際化と語学力

Wie geht es?

イメージ戦略か、派生ビジネスかはっきりしませんが、JALは昔から、外国語に関する商品とマナー教育に関する商品を売ってきました。最近でもたまにマナー講座をイベントとして開催しているようです。

f:id:PECHEDENFER:20161016141757j:plain

21世紀に入ってから出版物としては、マナー講座はありません。

 しかしもっと落ち込みが大きいのは、外国語。トラベル英語こそ2008年にも出版されていますが、他は90年代初頭で終わっています。

 

当然の疑問は、「JALのクルーは、外国語ができるのか?」

 

空の自由化以前は、問題なかったでしょう。海外渡航者数が少ないため、国総体としての外国語能力

(しゃべる国民の数)x(一国民が使う言語の数)x(言語の習熟度)

が今に比べるとお話にならないぐらい低く、一握りの人間しか、リアルな外国語に接していなかった時代です。JALクルーの言語能力なんて、ほとんど評価できなかったでしょう。

 21世紀に入り、日本人の渡航数も大きくなり、外国人自体と接する機会も増えています。そして何より、外国の航空会社の利用も簡単になりました。そこでバレてしまったようです。JALの外国語能力。

 

JALトラベル〇〇語」の講座や出版物は、もう無理でしょうね。語学力が何となく知られていますから。JALは、もはや箔付けになりません。実際、彼らはいろいろな言葉に、対応しきれません。世界各地に事務所があった時は、それでもできたのではないでしょうか。提携によって独自の支社を持たなくなるのは、世の流れですが、職員全体の外国語能力にボディブローのように効いているのではないかと思います。

 現在は、反対に外国人クルーを採用するようになっています。日本語はかなりトレーニングされている印象を受けます。そこでPechedenferの疑問なのですが、これがクルーの外国語能力が低くなった第一の理由だったのでしょうか?

 

日本人社員を〇〇語に対応させるより、〇〇人を採用して日本語に対応させるという変化。これを意図して行ったのか、それとも結果として(日本人社員が外国語ダメの)現状があるのか、気になるところです。