ドアクローズは出発予定時刻の5分後でした。もたついていたようですが、遅れとしては無視できるレベル。すぐにプッシュバックします。その後は、国際線ターミナルとの間の誘導路を南に向って移動します。どの滑走路を使うか注意して見ていると、どうもD滑走路です。混雑しているので順番に離陸することになりますが、前を行くのは、HK Express。
特に何分も停止することなく、順調に東向けに離陸。すぐに右旋回して西に向います。羽田も混雑していますが、東京湾も船舶で一杯です。アクアラインが近くに見えます。
が、やがて雲の中に突入、あまり揺れることもなく、さっさと雲を超えます。予想通り、富士の山頂部が現れます。
富士山が好きな人って大勢いると思いますが、そういう人は新幹線より飛行機がよろしいようで。羽田発伊丹行の昼便では、いつでも新鮮な気持ちで窓の外を眺められます。季節により、一日の時刻により、天候により、姿を変える富士。思い入れがない人でも右舷窓側が良いと思います。それが霊峰信仰のきっかけになっても、Pechedenferは責任を取りませんが。
すぐ食事が出てきます。食事が必要かどうかは、搭乗時の挨拶の時に聞かれます。一種類です。水平飛行に移ってから、いろいろ聞いていたら、食事を出す頃に下降開始となるでしょう。ところで今日はこんな感じ。
メインの紙包みは白身魚の西京焼。
きちんと並べている時間があるかどうかも怪しいので、さかさまになったまま食べてしまいました。米は新潟の新之助。2017年から本格生産されている新種。香りが特殊で甘みが強く、越後米らしいモチモチした食感を持ちます。なかなか意欲的な朝食になっています。
食べているうちに富士が迫ってきます。
なす浸し湯葉かけ、小松菜のお浸しもそうでしたが、味付けはすっきりしており、好感が持てました。香の物と梅干は危険そうだったので、口をつけていません。
この朝食にコーヒーはおかしいのですが、あれこれ追加注文するのも面倒なので、押し切りました。飲食はそれで終了。
すぐに片づけが来ますが、もう渥美半島上空あたりを飛行しています。
知多半島の向こう側で、雲に隠れているセントレア。やがて降下開始の予告放送が入ります。セントレアがはっきり現れる頃は、もう降下が始まっています。普段より高度が低い気がします。
伊勢湾を渡りしばらくすると、雲の中になります。少し揺れ、客席乗務員もシートベルトを締めざる得ません。メインキャビンでは、サービスが中途半端で終わっているのではないかと思います。
どんどん高度が下がり、雲を抜けると生駒山地の上でした。
明らかに高度が低く、尾根が大きく見えます。気象条件で随分と飛行高度が変わるものだと改めて感心。
確かにいつもより視野が狭くなっています。
これは鶴見緑地ですか?徐々にいつもと同じ高度になってきたようです。
淀川を渡れば、すぐに着陸。「何とか塗装」機がそろそろと動いています。
到着は18番ゲート?雲が多い空。
羽田出発は5分遅れましたが、そのままの時刻を保って到着した模様です。
羽田に比べると空いているとは言え、結構な頻度で到着します。これはJAL分だけですから、伊丹空港も混雑空港には違いありません。
少し待って空港の外に出ると、すっかり天気が良くなっていました。したがって空港からのアクセスは徒歩に決定。阪急宝塚線蛍池駅まで歩きます。
歩いて空港から街に出るのは、気分が良いものです。伊丹の魅力。