PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

AF1301:MAD-CDG ビジネス

刺激的な3レターコードは、Madrid Barajas空港。市内との間には地下鉄が通じています。節約派には嬉しい空港。ただし初めてこの空港に着いて、地下鉄利用すると 7 EURも請求され、驚くことになります。

・空港も含めた市内主要部は一律 2 EUR

・厚さ 1 mm ほどのプレチャージ式カードが必要で、発行手数料が 2 EUR

空港線(U8 の Aeropuerto T1-T2-T3 ~ Aeropuerto T4間)の加算チャージが 3 EUR

これらは全て自動販売機で処理されます。日本と違いクレカで利用できます。

 

空港線である U8 など新しい路線は、エレベーターやエスカレーター完備です。一方で老朽化し、観光客で混雑する U2 などは階段のみですので要注意。マドリッドタッチのついでに市内を見ておこうなんて方なら、地下鉄でも十分です。

 

さてこの空港と関連付けられる航空会社は、日本では IBERIA ですが、SkyTeam の一員 Air Europe も拠点としています。この航空会社、Flying Blueを脱退しましたが、これはプログラムが経営に合わなくなったため。SkyTeamとの関係は変わりません。Air Europeのおかげで、SkyTeamの利用はなかなか便利な空港です。

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AF や KL は Terminal 2 を使います。Terminal 2には、VIPラウンジという提携ラウンジが一箇所あるだけのようです。

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出発コンコースから階段を昇って入場しますが、建物の最上階にあるようでした。壁一面がガラスで、左右に視界が開けています。見晴らしが良いラウンジです。こういう建材を使えば当然ですが、音が良く反響します。さらにスペイン人はどちらかと言うと賑やかな人たちなので、空いていても騒々しくなるのは避けられません。

 静寂さを求めるなら、そういう区画もあるので、そちらを使うことになります。

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この長いすの裏側の壁の反対側は、トイレ、シャワー、仮眠室、受付が集中する部分。外への窓がない区画です。その区画で全体を区切り、趣が異なるシーティングエリアとしています。客は一周しようとすると、入口の自動ドアと受付デスクの間を通ります。

 ダイニングテーブルは、飲料食物置き場の近くにいくつかあり、大きめのシーティングエリアがそれに連なります。

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AFもパリとの間を毎日 6 往復しているので、フランス語でも何とかなる空港。

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ゲートはラウンジから、すぐのところでした。搭乗時間5分前に着くと、ちょうど搭乗開始したばかりでした。席はこちら 1A。

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シートはヘッドレストの汚れ防止カバーが革。色には少しこだわり、本体のステッチと合わせて派手な赤。

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機材はA319でした。ビジネスクラスは前方2列のみ。

 

停泊場所では、周囲の機材はほとんどSkyTeam.

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しかしこの空港では IBERIAの方が、多数派。この航空会社の発着は全体の60%にもなります。区画によっては IB 便ばかり目に入ります。

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実に広い空港です。3500 m 級の滑走路、4000 m 級の滑走路が共に2本ずつあります。空き地が多く、拡張の余地が大きいように見えました。

 

ボリビアの公営航空会社。南米以外ではなかなか見ることができないはず。

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スペインは冬場でも天気が非常に良いのですが、離陸すると空気の透明度が良くわかります。真っ青な空です。

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乾燥した地表の様子も同時に観察。

 

宇宙の色にそのまま変わっていきそうな深みを持った青。

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雲がほとんどないので巡航高度に達しても地表の様子が良くわかります。

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しかしこれは Pyrénée まで。イベリア半島とその他のヨーロッパの違いが良くわかる写真。あるいはスペインにどうして大勢の旅行者が集中するのか良くわかる写真。

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雲の領域へ向う場合、気分が落ち込むのは自然。

 

機内食ペリエと共に。昼飯時のフライトですが、ワインの気分ではなかったので。

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ビジネスクラスのキャビンは、1C空き、1Dと1Fはスペイン人中高年男性と若い女性のカップル(良くあるちょっと怪しげなペアで、開花期。2人でChampagneのボトルを一つ空けました。)、2Aと2Cがスペイン人の若い男女、2Fがパイロットのデッドヘッドでした。

 

コーヒーは何を隠そうインスタント。

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2時間弱のフライトですから、機内食を平らげて、ぼけっとしていたら到着してしまいます。輸送されるパイロットは、アイマスクをして睡眠時間を懸命に確保していました。それにしても冬そのもの、厚い雲の L'Île de France。スペインとは大違い。

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AFの欧州主要路線である Madrid 便は、Terminal 2Fを利用。周囲はほとんど AF の A320シリーズ。

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このターミナル、最初は長距離国際線に使われていました。全く古さを感じない建築ですが、建物の容量が足りなくなってきました。今では出発ホールが一日中大混雑しています。一方で階下のスペースは過剰気味。時の経過によって、設計時の想定と異なる使われ方をするのは仕方ありませんが、このターミナルでは欠点が現れています。