PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

トルコ航空の Suvarnabhumi 空港ラウンジ

トルコ航空とは言ってはいけないのでした。ターキッシュ エアラインズ。少し前だったら、土耳其航空から土航と書けたはずなのに、字数ばかり増えて面倒な限り。それはともかく、バンコクでは今年 3月にオープンしたばかりの新しい空港ラウンジです。

 

GWはいよいよ開始。皆様の中には平成最後のゴミ出しも忘れることなく、バンコクに脱出したうらやましい方もいるでしょう。帰路での空港の過ごし方に参考になるかどうかわかりませんが、先立って利用したので報告をあげておきます。なお利用は3月下旬ですから、一月ほど前のことです。

 

場所は3階(出国審査後のフロアから一つ下)。出国後、D8ゲート近くにあるエスカレーターを下ります。

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カレーの臭いが漂ってくると言う噂があるJALラウンジの向い側と言った方が、わかりやすいかもしれません。この噂は多分ウソなので、カレーの臭いを手がかりに探してはいけません。
 なおJALラウンジが混んでいるからといって、Plan Bにはなりません。念のため。スターアライアンスですから。スターアライアンス・ゴールド会員なら、スターアライアンス各社の国際線で出発する時に利用可能です。

 

まずはバーカウンター。ビールを除くアルコール飲料はこのカウンターで注文します。

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ただし従業員はいたりいなかったりです。アルコールが好きな人だと、お預けをさせられている犬の状態になりかねません。

 

空間は緩やかに仕切られています。シートのタイプが4種類ありましたが、空間の仕切りとは対応していないので、やや雑然とした印象を与えます。比較的密度は高めです。

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ソファーは横になる客が出ることを防ぐ工夫でしょうか。すべてが一応一人がけです。

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こういうさり気ない工夫は、なかなか良いと思います。

 

それでも横臥するつわものも出てくると思います。すると今度は「お声がけ」をするのでしょうか。

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24時間営業を想定すると、いろいろな工夫が必要なのでした。

 

窓側のシートは形が違います。日本人客の人気はやはり窓側。座っていた客が全ていなくなった時に撮影。

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このシンプルなチェアは、ダイニング向けの空間に数多く配置されます。食べるエリアに相応しい体型をした客が座っています。

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空港ラウンジでは、客のBMIと食物台からの距離の間に負の相関がありそうです。

 写真奥は簡単な調理場で、肉の調理品を出すコーナーが設けられています。この航空会社お得意の有人サービス。缶ビールと缶入りソフトドリンクはカウンター下、左側に保冷庫があり、そこから客が自由に出すことができます。いくつかのソフトドリンクはカウンター上で大きな容器から注ぐようになっています。缶飲料は貧乏臭いという人でも安心。

 

食べ物の台。種類は多くありません。こちらの面がホットプレート。

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裏側がコールドミール。何だか食べるものがなくなりそうな気配ですが、頻繁に補給されていました。皆食べすぎ?

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サラダもコールドミール側にちゃんとあります。

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奥はホットプレートですが、炊飯器があるのがわかります。中はもちろん白米です。保温にだけ使っていました。

 

座るエリアを仕切り、床を変えています。妙なところに細やかさを発揮するトルコ航空

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このラウンジは、中近東、中東系の客が多いようでした。日本人もちらほらいましたが、どうもNH便利用客だったらしく、一斉に消えました。

 

スターアライアンス・ゴールド会員だと、この空港ではTG, SQ, BR, TKとラウンジの選択肢がとても広くなります。バンコクへ良く渡航する航空旅客は、ラウンジの展開だけでスターアライアンス各社を使いたくなるかもしれません。これはこの連合の大きなアドバンテージ。この空港は24時間運用されていますが、このラウンジも24時間営業しているようです。

 バンコクは、観光地としては東南アジアの牽引役。ワンワールドスカイチームを圧倒するために、Suvarnabhumi空港で存在感を示すことは世界戦略の上で重要です。

 

この空港の SQ, BR, TK のラウンジはそれぞれ雰囲気が全く異なり、個人的にはその多様性が魅力です。当日の気分で使い分けられそうではありませんか。このため様々な目的地に渡航する場合も、Suvarnabhumiで乗継というルートを必ず検討します。スターアライアンス・ゴールドを維持する限り、このパターンが続きそうです。