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航空会社が作るビデオ

インターネットの時代になり、世界中の人が作るビデオが簡単に視聴できるようになったのは喜ばしいことです。その結果なのか、名の通った航空会社が作ったにもかかわらず、どこで使うのかわからないビデオも存在します。そういうものの方が面白かったりするので、今日は私見で選んで紹介します。

 

(1) 機内の安全ビデオ

離陸前の安全指導は、法令で定められています。ビデオをつくるのは省力化のためです。そしてネットの時代。大した経費なしで世界中に公開できるようになりました。「そんなもの誰が見るか」という声もあったではないかと想像します。しかし効果は思わぬ方向へ。ユニークな安全ビデオを作る会社が出てきました。

 一番有名なのはAir New Zealand。現行ビデオはニュージーランドの大自然を利用したプロのスポーツ家たちが登場します。

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Air New Zealand’s Safety Safari #AirNZSafetyVideo - YouTube

ダイナミックでPCを前に見る分には良いのですが、機内安全設備の使い方の説明としてはわかりにくくなっているのではないかと危惧します。

 

Deltaは屋外で撮影するほど大胆ではありませんが、楽しく可笑しいビデオとなっています。

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The Internetest safety video on the Internet - YouTube

最近このパターンですが、ヴァージョンを重ねて磨きがかかっているように思えます。

 

一方Air Franceが作ったビデオは、プロモーショナルビデオのような仕上がり。肌の色が異なる5人のモデルを使い、面白可笑しく機内安全設備の利用を実践して見せます。しゃべる台詞が、以前のまじめなビデオ(恐ろしく発音がきれいな仏英語のビデオ)とほぼ同じなのが、可笑しさを倍増します。

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Nouvelles consignes de sécurité à bord d'Air France 2015 - YouTube

このビデオは機内でもそのまま使えそうですが、どの路線で上映されているのでしょうか。

 

あまり凝り過ぎて、デモになっていないと困りますが、コンピューター・グラフィクスのビデオではあまり注視する気になれないので、いろいろな工夫は歓迎です。

 

(2) 航空会社の宣伝ビデオ

何といっても感心したのが、Miles & Moreのプロモーショナルビデオ。

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Miles & More brand movie - YouTube

舞台はWestin Grand MünchenとFlughafen München。登場人物は(シングルの)母親35~40歳、その息子7歳ぐらい、(シングルの)父親40過ぎ、その娘5歳ぐらい。母親はSenatorで、父親はHON Circle会員という設定。忙しく飛び回っているので子供も連れて行くという設定のようです。男の子が折った紙飛行機によって、この4人に絆ができるかなっというところで終わります。

 

歩き方や表情がバイエルン人たちを彷彿とさせ、ありそうだけれど夢のような話を簡単な筋書きで見せます。台詞は全くありません。

 

これに比べると、Flying Blueのプロモーショナルビデオはやや迫力不足。フランス人の中年男性の仕事とプライベートでの利用が説明されます。映像は凝っています。

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Bienvenue dans le programme Flying Blue - YouTube

ナレーターがいろいろとプログラムの特徴を語ってくれます。

 Air Franceは極めて感覚的というか、芸術的なビデオを作りますが、宣伝として有効なのでしょうか。会社の格を上げる活動のようにも見えます。

Air France - France is in the air - YouTube

 

何にせよ、映画の予告編のような感じで見られるビデオは増える傾向にあります。さらに面白いビデオが出ることを期待します。