バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

T3 シルバークリスラウンジ The Private Room

自分でも驚くほどテンションが上がりませんが、日本に帰らないといけないのでChangi空港に。SomersetからMRTでアクセスしたあたりに、意気込みのなさが出ています。

 

出発はTerminal 3。本来使うべきチェックインカウンターは、玄関からして違います。MRTで来ると、一度外に出て歩いていくことになります。バランスが悪いので、SQのファーストクラス利用時は、車で専用チェックインエリアへ来るのが正解です。

 もっとも、一般エリアの無人キヨスクでも搭乗券は発券できました。この場合、一般の出国手続きへ向うことになりますが、全く混んでいないので問題ありません。その後はSilverkris Loungeへ。

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最近Skytraxでの人気に限りが見えますが、実力は最高クラスのSingapore Airlines。その総本山、Changi Terminal 3 Silverkris Loungeの受付は一箇所。入ってすぐにファーストクラスとビジネスクラスで左右に分かれます。本堂と金堂のようなものですが、ファーストクラス客は受付嬢が案内してくれます。本堂をズイズイ進むとThe Private Roomという奥の院が控えています。ここを使えとのことでした。

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専用のカウンターがありますが、常に不在でした。SQの人にいろいろな相談に乗ってもらう場合、重宝すると思います。左側のマガジンラックには、いろいろな言語の新聞があります。

 ドイツからFrankfurter Allgemeine, Die Welt、フランスからはLe MondeとLe Figaroと、クオリティペーパーが2紙ずつあるので、まずは上々。

 

内部は空いており、座席の使用率は30%ぐらいでした。

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カーペットは、あまり取り柄があるようには見えません。この空港は一般エリアのカーペットが立派なので、余計どうでも良く見えます。

 

ダイニングもあります。お品書きは、人造革の見開き。ワインのChampagne 1、赤 2(Australia Shiraz, Bordeaux)、白 2(NZ sauvignon blanc, US chardonnay)は控えめ。とりあえず料理にワインを添えることができますというレベル。

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給仕がいます。

 

魚(cod)を貰います。

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素材も味も悪くありませんが、食文化の厚みのなさを感じさせるSingaporeらしい皿。

エンドウ豆のペーストは、なぜこの粒度なのか、なぜこの厚さなのか、必然性が感じられません。色、大きさ、形しか頭にないという印象を受けました。またハーブを含んだオイルも量が中途半端。で、このオイルが他の何と関係があるのか伝わってきません。全体として何がやりたいのかよくわからない皿というのは、この地ではよくある話。

 

レストランで書類を広げて仕事をしている女性もいましたが、無粋な感じがします。他に適当な机がなく、彼女のせいというよりは、ラウンジが客のニーズに応えていない気がします。今の時代、ファーストクラスは上流階級だけを相手にするわけにはいかないでしょう。

 Pechedenferは、食べ終わったらすぐに着席エリアに移ります。

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天井も高く広々としています。

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木材のパネルは印刷で安物感が漂いますが、ソファーの革はまずまず。サイドにあるランプの台やら、疑似柱は大理石パネル。

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これはこんなものでしょう。

 

絵もあります。

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花束があちこちにあります。

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一つ一つアレンジが異なり、なかなか良い感じです。

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トイレにはシャワーもありました。男性用3(女性用は見ていないので、不明)ですが、ラウンジの利用人数を考えると、数は十分なはず。

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使いやすそうな空間でした。

 

ダイニング以外は着席エリアで、自由に飲み食いできません。ただし、巡回する係員が時々「何か欲しいものはないか」と聞いてきます。サイドテーブル程度しかないので、飲み物だけなら違和感ありません。しかし本格的に食べている女性客もいました。何故ダイニングに移らないのか、不思議です。(係員も勧めたと思います。)しかし座って食べているだけまだマシ。ペットボトルの水を口にしながらうろつく女性は、アメリカンアクセント。これはもう仕方がありません。国民性です。

 

こういう飲食可能で、個人の自由の幅が大きい場所では、その人の育ちが曝されてしまいます。一般に想像される以上に目立ちます。自分も気をつけなくてはならないと、Pechedenferも珍しく殊勝な心持ちになりました。

 

最近、アメリカ人は摂食そのものやマナーに関して、ハンディキャップがあると考えた方が良い気がしてきました。トップからして、フランス大統領からの招待でいろいろ揶揄されたぐらいです。ところがそのご本人、何とか無事に済ませたようです。

 Le Mondeに掲載されていた7月13日の写真です。さりげなく同じフレームに収まるのが、Alain Ducasse。政治力。裏方であるべきという意識は働かないようです。フランス社会のこういう側面は、鬱陶しく感じられます。

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Brigitte Macronの服装は、地味すぎ。明快な赤を一つ入れているMelaniaさんの方が、品よく見えます。それに加えこの写真で見る限り、jupe-culotteの中途半端な長さがババ臭く感じられます。カメラマンがイジワルして、わざとそういう風に見える写真を撮ったのかもしれません。平凡な女性のはずなのに、あり得ない人生を自然に送っているという事実。いろんなフランス人から賞賛される存在です。少しへそを曲げたカメラマンだったのでしょう。事実、他のメディアが正面から撮った写真ではとてもエレガントなドレスに見えます。