PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

近況

なかなか更新できませんが、その間にも世の中ではいろいろなことが起きています。読者諸氏も関連ニュースは耳にしていると思いますので、ここでは個人の身に起きたことを中心に紹介します。

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1 Quality Observer の実施依頼

いつもの通りエールフランスへの搭乗が対象。前回のミッション遂行より1年も経っていません。

クオリティ・オブザーバー2回目のミッション - バス代わりの飛行機

それでいて新たなミッションが届きました。かなり頻繁に頼まれます。依頼はアルゴリズムに従って自動で行われているはずですが、それがいかなるものか、皆目見当がつきません。

 

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このミッション、地上サービスを含め、搭乗フライトを現場点検します。型にはまった調査であり、ある種の routine work です。協力してくれる顧客が少なくなったのかもしれません。好奇心から任務を引き受け、実施すると相当忙しいことがわかり、「次はもう結構」となる客が続出しているのでしょう。そして人件費削減のため、日常点検を顧客にやらしていることがバレたのでしょうね。KLMはオランダですから、お付き合いにはそういうケチな話がつきもの。

 

メッセージは英語主、仏語副になっていますが、Pechedenferは引き受けます。Avec plaisirです。

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今回も CDG からの出発便だから心に余裕がありますが、 不慣れな巨大空港だと、実施はかなり鬱陶しくなるだろうと思います。一生懸命点検していたら乗り遅れたりして...。

 

2 エーゲ航空 Miles+Bonus の更新

会員資格の最終日(11月23日)に、突然更新される Miles+Bonus。その後メールで一応挨拶が送られてきます。

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またiPhoneのWallet内の電子カードも自動更新。そしてアカウントにログインすると、カウンターはリセットされています。

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さて来年の勤労感謝の日までに 12,000 マイル+エーゲ航空4搭乗か、24,000 マイルの搭乗。A3*Gは単独で考えると楽勝で更新できるはずですが、他の会社にもフライトを割り振らないといけないので、毎年余裕がありません。

 

3 Miles+Bonus の改悪

さりげなく改悪。事前告知なし、事後連絡なしと油断なりません。無料航空券に必要なマイルが大幅に増えました。一覧表を張り付けておきます。スマホでは文字が小さすぎになりますが、PCなら画像をクリックすると拡大されます。

 

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極東・東南アジアからのビジネスクラスクラス利用で、

 

極東・東南アジア往復 42,000 → 65,000  (55%増)

欧州往復        110,000 → 130,000  (18%増)

 

という具合。これまで日本—東南アジア間のフライトでは、まずまずのお得感があったのですが、大幅値上げで標準的になりました。

 

良心的だと思えることもありました。Miles+Bonusは、ブラックフライデー期間(28-30 Novembre)のマイル購入に100%ボーナスを付けました。悪どい会社だと、マイル販売セールの後、12月ひと月を挟んで、予告なしに1月1日から必要マイルの大幅増加などとやりますが、Miles+Bonusは順番が逆。値上げしてから、販売マイルのセール。ちゃんと値上げを見つけてから買えば、納得のお買い物です。

 

とは言っても、マイルは購入かポイント変換なんていう陸マイラーとは対極にいる純粋フライヤーにとっては慰めにもなりません。一気に債権が36%も目減りするなんて、もしこれが保有株式や社債だったら深刻な状況。やっぱりひどい Miles+Bonus。

 

4 Cathay が気にする7会社

何となく招待に応じてしまった Cathay Lab ですが、アンケートを時々送ってきます。最後に行ったアンケートが注目すべきものだったので紹介します。表題は、

 

Share your impression of different airlines

 

でした。そこでは特定の航空会社7社の最近の利用状況、サービスの印象、一般的なイメージなどを訊かれました。つまりキャセイはその7社をライバルと考えているとか、勢いがあるので参考にしたいとかいう背景があって、顧客の意識を探ったのでしょう。で、その7社とは、

 

全日空, シンガポール航空, エミレーツ, エバー航空, カタール航空, カンタス航空, BA

 

でした。BAだけちょっと?ですが、その他の会社は世界的に評判が高いサービスを行っており、納得のリストです。過去1年間の利用クラスも訊かれました。回答を整理して、今後のアンケートや広告をパーソナル化することも可能ですが、現在のキャセイにそこまでやる余裕はなさそうです。リストラやっているところに香港の混乱が起き、しかもそれは長引いています。弱り目に祟り目というより、de Charybde en Scylla的な展開。来年は、

 

乗って残そうキャセイパシフィック

 

が合言葉になりそうな勢いです。

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Cathay Lab。キャセイは新しいプラットフォームと言っていますが、Insightの後釜に見えます。しかし回答しても、アジアマイルはもらえなかったように記憶しています。