バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

空港からの(への)足

個人旅行では、初めて使う到着空港の場合、アクセスについて事前に調べることでしょう。これは、航空会社がカバーすべき顧客サービスであり、ビジネスでもあります。当然、顧客への売込みが必要となります。よく使われる手段は、出発案内メールからの誘導とマイレージプログラム(FFP)です。

 

前者は先の記事でのテーマでした。欧州系航空会社(BA, AF, AYなど)は、出発空港への足、到着空港からの足を、メールにタクシーやリムジンサービスのリンクを張って案内しています。JL, CX, AAでは、案内メールにはその種の「付加サービスの販売」はありません。

 

顧客を十分にケアしているなら、FFPにおいても普段からの宣伝と優待のバックアップがあって当然です。その辺を調べてみました。

 

(1)JAL

JALカード決済でクレジット利用分以外にマイル加算されるサービスです。ショッピングマイルプレミアムに入っている必要があるサービスも含まれます。なおマイル積算には、予約のやり方に条件があることもあります。

 

レンタカー:国内6社が100円の利用が1 miles。Avisは1日100 miles、Hertzは1日50 miles、Budgetは1日50 milesです。

 

タクシー:100円の利用ごとに1 miles加算される会社は、ハートフルタクシー、石川交通、愛鶴タクシー、飛鳥交通、エミタス・三ツ矢タクシー、関西タクシー、金星タクシー、相互タクシー、大和自動車交通、燕タクシー、東京MKタクシー東京無線協同組合、日英交通、ハロー無線

 

アクセスバス:エアポートリムジン(HND, NRT)が100円の利用ごとに1 mile加算。

 

ヘリコプター:森ビルシティサービスが100円の利用ごとに1 miles加算。

 

アクセス鉄道:東京モノレールでは、少なくとも2015年3月31日までは1回の利用で25 miles加算。

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(2)ANA

ANAカード決済でクレジット利用分以外にマイルが加算されるサービスです。なおマイル積算には、予約のやり方に条件があることもあります。

 

レンタカー:国内5社が100円の利用が1 miles。Avisは1日50 miles、Hertzも1日50 milesです。

 

タクシー:100円の利用ごとに1 miles加算される会社は、グリーンキャブ、大和自動車交通(中央無線を含む)、東京MKタクシー、多古タクシー、日英交通

 200円の利用ごとに1 miles加算される会社は、東京無線イースタン・エアポート・モータース、ハロートーキョー、石川交通

 

アクセスバス:ANA95bus.comという専用サイトがあり、100円の利用で1 mile加算。その他、エアポートリムジン(HND, NRT)が100円の利用ごとに1 mile加算。

 

ヘリコプター:森ビルシティサービスが100円の利用ごとに1 mile加算。

 

アクセス鉄道:京成スカイライナーが100円の利用ごとに1 miles加算。

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 エクセル航空は、遊覧のスペシャリストなので外しました。

 

(3)Air France

提携クレジットカードは関係ありません。Webでの予約が基本となります。

 

レンタカー:Hertzでは、フランス、オランダ、UKとアイルランドの特定支店で、15%料金割引。前払いの場合、世界中で5%OFF。1~2日の利用で300 miles、3日以上の利用で800 milesの加算。Silver, Gold, Platinum会員は、車種アップグレードを受けられ、Hertz #1Club Gold会員としての扱い。

 Avisでは、avis-flyingblue.comという専用サイトがあります。車種アップグレードサービス。欧州、アジア、アフリカでは1日の利用で500 miles、2~4日の利用で2,000 miles、5日以上の利用で2,500 milesの加算。

 Budgetでも、budgetflyingblue.comという専用サイトがあります。1~2日の利用で400 miles、3~6日の利用で500 miles、7日以上の利用で1,000 milesの加算。

 その他、高級車のSixt rent a carをはじめ、Europcar、Enterprise Rent-A-Carなどの国際レンタカーチェーンと提携しています。

 

タクシー:おそらくFlying Blueのために作られたDriving Blueというタクシーサービスがあります。これは世界中での空港アクセスを想定しており、1€の利用ごとに2 miles加算されます。都市によって料金がかなり違います。

 

ハイヤー高級車のSixt rent a carが運転手付のレンタカーサービスを世界中で行っています。最大1,000 milesまでマイル加算されます。

 

アクセスバス:パリでLes Carsを4路線運航しています。Gold会員、Platinum会員はCDG-ORY間の路線(ligne 3)が無料です。

 

プライベートジェット:Wijetと密接な提携をしています。これについては、

フライング・ブルーの新しい提携航空会社 - バス代わりの飛行機

を参照。

 

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 (4)British Airways

提携クレジットカードは関係ありません。Webでの予約が基本となります。

 

レンタカー:Avisと提携しており、1 £の利用ごとに3 avios加算されます。1~2日の利用では最低500 avios、3日以上の利用では最低700 avios加算されます。年間4回以上利用すると、750 aviosのボーナスが加算されます。BA holiday packageの一部として予約すると、1 £の利用ごとに2 aviosのボーナスが加算されます。結局1 £の利用で5 aviosですから、かなり強力です。

 

アクセス鉄道:Heathrow Expressの一般車利用では、片道100 avios、一等車利用では片道200 avios加算されます。専用Web siteでの予約が必要です。

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こうしてみると、各社各様で、サービスに優劣が感じられます。

 

JALの方がANAよりも、レンタカー利用では有利で、タクシーの提携先が広いことは明らかです。成田空港へのバスは、ANAの方が広範な会社に対応します。

 両社共に羽田、成田は十分充実しています。一方、海外での提携は貧弱です。空港到着エリアの出口で、名前を示した看板や紙を持った運転手が待っているタクシーサービスは、JALANAの乗客の間では需要が無いのでしょうか。

 

・情報へのアクセスは、ANAのサイトの方が優れているように感じました。

 

・Flying Blueは会員専用サービスが整備されています。ジョイントベンチャーを立ち上げているのでしょうか。なかでもHertzをはじめとするレンタカーとの提携は充実しています。

 自分たちは頑張っているという自負があるのか、今年のFreddie Awardsの選考時期には、Flying Blueに投票してくれと会員に「お願いメール」が来ました。確かにFFPを軸とする地上移動の組織化は、かなり優れているように思います。

 

・BAの提携は貧弱です。ただし押さえるところは押さえていて、avios積算でかなり有利なので、Executive Clubの会員は利用しないと損です。

空港アクセス列車は、Executive向けのサービスには思えませんが...。BAのFFPは、名前と内容が乖離しています。

 

いずれにしても、各会社で横並びになっていないことは良いことです。今後も良い競争をして欲しいものです。