7:55発12:50着。TPEとKUL間に時差は無いので、所要時間は約5時間。B737-800で飛ぶ2,000 マイルです。馬航(マレーシア航空、MH)は台北桃園空港のTerminal 1を利用します。朝6時過ぎなのにもかかわらず、出発ホールは人であふれています。
MHのチェックインは、ビジネスクラスでも列ができています。もっとも間違えて並んでいる客もいました。MHのエコノミークラスの客ではなく、他の航空会社の客でした。
その後もセキュリティ、出国審査とそれぞれ列ができています。ロンドンのLHRを思い出します。すべて抜けるのに30分ぐらいかかりました。ラウンジを見学適度に利用してから、B1Rゲートに行きます。ここは地上階。搭乗橋ではなく、バスで移動のゲートです。
機内に乗り込むと、ビジネスとしてはやや狭いけれど、きれいなシート。2-2のシート配列で4列あります。頭上物入れ(overhead locker)は奥行きがあり、機内持込可能な手荷物は、長尺を機体軸に対して垂直にして入れることができます。
MHのB737-800のエコノミークラスは、シートピッチがLCC並みなので、非常口シートとか先頭でないと5時間のフライトは少しきついでしょうか。シート自体はきれいだし、疲れにくいのですが…。個人の体型にもよります。
席は2D。窓の外では受託手荷物搬入の最中です。コンテナを使わず、直接の荷積みとなります。
シートポケットには新聞とメニューがすでに入っています。この省力化はコスト削減に効果がある一方、客の方に抵抗があるわけではないので、悪くありません。
MHの新しいIFEは、インターフェースがとてもよくできています。映画とかTV番組に関しては、非常に使いやすいのでした。
これはエコノミークラスを利用する時、実感できると思います。ビジネスだと寝てしまったり、読書しています。
1月のKUL-BKK便でも同じシステムだったのですが、しっかり映画を楽しませていただきました。なお画面のサイズはキャビンクラスによる差がありません。そんなところで差をつけても仕方がない時代になりつつあります。
若いCAは私の名前を覚えて、いちいち呼びかけてのサービスとなりました。全てのビジネス客に対して同じように名前を呼んでいたかどうか定かではありませんが、大したものです。一方時々出てきたLeading Stewardessは、そんなことも無く、何となく怠け者オーラが出ていました。若者の方が動き回るのは、南方の文化なのかもしれません。
機内食は朝食ということで、また麺を選びました。
具が多い焼きそばです。アジアの航空会社ですから、味付けは申し分ありません。朝なので機内食サービスは簡単。出発後90分もすると、片づけまで全て終了しました。残り3時間半は自由時間となります。私は読書に費やしました。
この便は、航路のほとんどが南シナ海の上です。
運航はほぼ定時。実際は向かい風が少し強くて、10分程度の遅延ですが、問題になりません。最近よく来るKUL。サテライトターミナルの遠景です。屋根に太陽電池が設置されています。
私たちを運んでくれた機体です。
元気に見えるのは、光の加減のせいでしょうか。この機体、9M-MLUは、この後MNLに向かったようです。