L'alliance vanilleの結成については、
で記事にしましたが、参加航空会社は以下の4社。
エア・オストラル(Air Austral, UU)
エア・モーリシャス(Air Mauritius, MK)
UUはLa Réunion籍ですから、一応フランスの航空会社。
AFは従来、UU, MKとはコードシェアフライトを持っていましたが、このほどHMともコードシェアを行うことになりました。
現地の英語新聞では、興奮を持って報じられています。HMはすでにParis便を持っていますが、CDGから先、Bordeaux, Lyon, Marseilles, Montpellier, Nice, Toulouseといったフランス国内主要都市の他、Athens, Berlin, Dublin, Düsseldorf, Frankfurt, Genève, Manchester, Munich, Zurichなどの欧州の主要都市への便にHMのコードが付くのですから、こういう小国では大ニュースかもしれません。
これでMD以外は全てAFとコードシェアを通じて、強い協力関係にあります。もちろん得するのは小さい会社の方です。AFとしては国家レベルのお付き合いに付き添っているに過ぎません。
AFは以前、MDともコードシェアの合意に達したはずです。
2年経っても両者のサイトで他方が紹介されていないところを見ると、何となく保留されてるのでしょうか。
いずれにしてもこれらの会社は、フランスの現植民地と旧植民地が本拠地。宗主国との関係ですから、微妙とは言え、AF-KLMとの関係を深め、SkyTeamに参加できると収益にも大きく貢献するでしょう。国の規模を考えると、観光収入の大幅増(=歳入の大幅増)も見込めます。
インド洋の島国は、日本からは遠いリゾート。これらの会社は、もっと提携を広げてアジアからの観光客の誘致にも積極的になって欲しいものです。