欧州中央銀行(EZB)が鎮座するFrankfurt am Main。その空港は、ドイツの空の玄関といってもよい規模と格式。Global Elite Executive Premium Traveller諸氏は、初訪問でも阿佐ヶ谷駅前の鳥貴族に入店するがごとく、振る舞えるはず。Global Elite Executiveですから、ドイツ語でコミュニケーションを図るのは当たり前。MainとOderは区別し、フランクフルトなんてカタカナ書きはありえません。
本日の記事は、Frankfurt/M空港のターミナルビルに直結するSheratonホテルと、まさにこのシリーズにピッタリの案件。
Terminal 1の母屋と言うか、建増し前のチェックインカウンターホールから濡れずに歩いていけます。駐車場を跨いだ橋の先に位置します。これはDBの駅にも濡れずに歩いて行けるという事を意味します。Paris-CDGのSheratonと同じように世界最高レベルの交通の便。
見取図ではRegionalbahnhof(近距離列車駅:S)とFernbahnhof(長距離列車駅:T)の間に2つ建築物がありますが、左側の建物がSheratonです。赤い部分が駐車場。
ドイツらしく、ホテル関連の建築物はだだっ広く作ってあり、どこかのスペースに模型がおいてありました。結構大きなホテルです。
さて、部屋はダブルベッド。寝心地は普通。
部屋のインテリアから特徴を指摘するのは難しいのですが、良い意味で平凡で落ち着いています。
玄関部分のスペースにミニバーもクローゼットもあります。
ミニバーは、今風の鏡の壁にガラスの棚板。
下部が冷蔵庫となっており、いわゆるミニバー的な商品が並んでいます。
クローゼットは十分。スリッパとローブは2人分備えてあります。
サイズは標準的ですが、長期滞在する人は稀であるはず。アイロンも完備。ビジネスには頼もしい装備。
ハンドシャワーと壁からのシャワーの2種。バスタブもあります。
流しはこれまた特徴を指摘するのが難しい平凡、清潔、機能的なものでした。
室内は清潔で広々としています。この部屋が特別広いのかと思いましたが、避難経路図で見るとそんなことはありませんでした。
ただしここは9FのTower Rooms、Sheraton Clubのフロアです。
フロアの構造は、リフトを中心にウィングが分かれています。Sherton Club。SPGのプラチナ会員は自由に使える Club Lounge は片方のウィング入口部分にあり、客室へ行く途中、クラブを通る形となります。なおクラブのサービスと時間は、
受付 6:00-23:00
朝食ビュフェ 6:30-10:00
午後スナック 14:00-18:00
おつまみ 18:00-21:30 (with a warm snack 18:00-21:00)
純喫茶 10:00-23:00
ビールとワイン 14:00-23:00
精選蒸留酒 18:00-21:00
となっています。かなりの充実。ホテル内無料飲食コーナーが好きな客には、上の部類になると思います。
ホテルから空港ターミナルビルを臨みます。この空港では、どこでも見かけるLufthansaの鶴と黄色。
Frankfurt am Mainは、空港が市の中心からわずか10 km。車で12~13分。Global Elite Executive Premium Travellerなら、公式には利用を認めないだろう公共交通機関についても、10 分に1本あるS-bahnを使うとHbf(中央駅)まで15分ぐらい。市内で仕事がある場合でも、この空港ホテルの滞在が勧められます。荷物の取り回しに関するメリットが大きいことは言うまでもありませんが、都市滞在全体で見た時の移動時間を最小に出来ます。ビジネスでは穴場的な選択。