本題と関係ない前置き
4月2日に意外な方が読者だったという話を書きました。再引用となりますが、次の写真に写る頭の主(https://twitter.com/higashimo)です。
Old men forget: yet all shall be forgot, but he'll remember with advantages what feet he had that day. ---- この写真、ツボにはまったので、新キャプションをつくってしまいました
この記事が出てすぐ、実は足の主(https://twitter.com/naomi_sfcjgc)に twitter で引用頂いています。
なぜ光栄なのか分かりませんが、「形はどうあれ、」に抜群のセンスを感じました。それよりこの桜、ブログのオリジナルより格段に美しく見えます。Pechedenfer 自身が撮影したものですが、悪い気はしません。
足の主(失礼千万ですが、Mlle Gambettes よりはいいかなと。)には、その後も twitter で引用頂いています。大変ユニークな twitter で、こんな地味なブログが何の役に立つのか不思議な限りですが、とにかくありがたいことです。
Twitter は応答が早く、敏感です。その一方でブログはのろまです。双方向コミュニケーションには全く向いていません。できることと言ったら、特定の個人に向けたメッセージを、写真や文章の形で記事に忍ばせるぐらい。Pechedenfer はよくやりますが、効果は???。
気づいてくれるかどうかは、運しだいです。写真の頭の主(こちらは失礼だったら、M. Crâne ですか。)には、別の記事で応答してもらえました。基本的にこの界隈は、観察力が高い方が多いようです。
tweet した場所がすばらしいのですが、そこを無視してあえて説明を加えると Hamlet の "There are more things in heaven and earth than are dreamt of in your philosophy." になっています。その辺の事情は引用で。
山田 健 著「今日からちょっとワイン通」筑摩書房から。こんな人、多すぎ。
自制の目標値は、実現可能なレベルにする必要があります。ダイエットと同じです。
虎ノ門から有楽町へふらふら歩いていたら
さて本題。徒歩で移動中、偶然見つけました。アメリカン航空のシート体験イベント。ここは日比谷。三信ビルがあった場所ですね。
一世代前のアメリカン航空の機体と同じく、ボディの基調が無塗装磨き上げ。宣伝用として素晴らしいトレーラーです。
何をやっていたかというと、プレミアムエコノミーとビジネスクラスのシートの展示。イベント用に設計された汎用トレーラーらしく、内部空間が間延びしています。
意外と地味な色調のシートです。もっとも外での展示物やハコが派手だからそう感じただけで、キャビンで見たら落ち着いた色となるでしょう。
プレミアムエコノミーは大型フットレストと個人モニターが目を惹きます。ただこれは先頭席のようです。
ひじ掛けは座面まで下げられるのでしょうか。だとすると、体型が規格外の人(政治的妥当表現)のためですか?
ビジネスクラスは、今どきのプライバシー重視型。扉こそありませんが、中の人が何をやっているのか分からないシートです。
写真が撮りにくいのは残念。
シート体験は人気があり、列ができています。
空港でもないのに列に並ぶほどでもないと、座ることは諦め、周囲の展示物を観察しました。
大道具に対する小道具の世界です。
大ぶりなアメニティキットと Bang and Olufsen のヘッドフォンが特徴的。スリッパのデザインは何でしょうか。
対するプレミアムエコノミーは、シートがベッドになる訳ではないので、枕ではなく、クッションです。
スリッパは同じもののようです。一方ヘッドフォンは格落ち。アメニティは他社同一クラスと比較して、充実していると思いました。
機内飲料の紹介は、アメリカらしい展示。350mL缶にスピリットの小瓶を羅列するなんて、欧州の会社だったら貧乏たらしく見えるところ。
この大らかな精神が素敵です。
全体的にアメリカらしさが満載。今日は天気が良くて最高です。今回の展示方法では、雨だとどうしようもなかったはず。天はアメリカン航空に味方したようです。
売りを書いた掲示物。
JALとの協力関係が強調されます。JAL と American の提携関係は非常に長く、例えばJALマイレージバンクに American 航空の搭乗でマイルが貯まるようになったのは、マイレージバンク発足のわずか数年後。JALにとっては特別な提携会社です。
太平洋路線はジョイントベンチャー。
Los Angeles—Sydney便、Los Angeles—Auckland便まで共同事業化しているとは知りませんでした。
これはいつから使っているんだという広告もありました。
さらにハワイアンを加えようと躍起になっている JAL。
それを阻止しようと必死になっている政商ANA。
ANA、JALとハワイアン航空の合弁事業で米運輸省に意見 ハワイ諸島市場から排除懸念 - Traicy(トライシー)
太平洋路線はかなりホットな勢力争いの場になっています。中国南方航空の動きにも目が離せません。
この場所(東京ミッドタウン日比谷前広場)は、イベントにぴったりです。JALの都心窓口 JAL PLAZA からすぐ近くです。