PECHEDENFERのブログ

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フライングブルーの XP、マイルの算定法:変更予告

 

エールフランス-KLM のプログラム、Flying Blue は、スカイチーム加盟会社と同様に、XP とマイルが得られる「スカイチーム外」提携航空会社があります。

 

日本航空 (oneworld)

カンタス航空 (oneworld)

マレーシア航空 (oneworld)

コパ航空 (Star Alliance)

中国南方航空 (元SkyTeam)

エア・コルシカ

エア・モーリシャス

シャレール航空

GOL

ツインジェット

ウェストジェット

 

事件は以下の通り。9月13日か14日以来、Flying Blue のサイトでこれらの航空会社のページを開けると

 

2024年1月1日以降、マイルや XP を獲得する規則が変更される。

 

と言うメッセージが表示されるようになりました。スカイチーム加盟会社や Flying Blue を構成する Air Calin ではこのメッセージが現れないことから、2024年以降、これらの航空会社の搭乗では XP が得られなくなるのではないかという予想が出てきました。

Air France-KLM Flying Blue Earnings Changes On Non-SkyTeam Member Airlines From January 1, 2024 - LoyaltyLobby

 

このことは私も確認しました。JALのページ。

 

カンタスのページ

 

にメッセージは現れるのに対して、デルタ航空

 

やエアカラン

のページには何も現れません。

 

1月1日に何が起こるか現在は分からないわけですが、先の Loyaltylobby の予想も理にかなっています。理由は以下の通り。

 三大航空連合では、旅客が加盟会社を利用した場合、特典マイルと上級会員資格へのポイントをその客が入会するプログラムに加算するという原理原則が存在します。一方で多くの連合加盟会社は連合外航空会社とも幅広く提携を行っており、かなりのケースで相互の旅客の利用で特典マイルだけは得られるようにするのが普通です。例外も多いのですが、Flying Blue は XP が得られる連合外航空会社が多かったので、ここに手を入れるという改革は十分考えられます。

 

日本の会員の場合、 JAL 便の利用で XP が得られ、Flying Blue の会員資格へ反映されたので、この種の規則の変更は大ごとです。

 

ところがあらためて確認すると 9月21日の時点で、メッセージは現れません。1月1日の変更は中止になったのかもしれません。逆にしっかりした内容告知を数日中に行うつもりなのかもしれません。まだ注意が必要です。

 

なお以下の話は別事と考えて構いませんが、もしかすると関係しているかもしれません。

 Tarom と Air Calin は Flying Blue の航空会社から消えました。一方で Tarom や Air Calin のサイトでは、以前と変わらず Flying Blue を紹介しています。共にトップページから直接 Flying Blue のサイトへリンクがあります。

 航空会社とFlying Blue プログラムの関係を整理(例えば、自社プログラムからプログラム利用会社への変更)中なのかもしれません。JALカンタスなどとの提携内容も、見直しの一部として密かに進行中という見立てができます。