バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

BA6:NRT-LHR Club World(その4)

シートは食事モード、離着陸モード、リラックスモード、フルフラットの4つのボタンにランバーサポート調整とヘッドレスト調整ボタンがあります。姿勢に応じて調整しやすいシートです。どの角度にしても体を包み込むような感じが特徴的。

 国民性、民族性で好みが違うのか、欧州の航空会社ではシートのかけ心地が異なります。それを比較することも航空旅行の楽しみ。

 

バイカル湖の南方を飛んでいるところまでは起きていました。

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いつの間にか眠りに落ちてしまいましたが、目を覚ましても相変わらずシベリアを飛んでいます。広すぎるロシア。グリーンランドが意外に近いことが分かりますが、あまり意味を持ちません。シベリアよりさらに人が少ないでしょうから。

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少し機内を歩きます。クラブ・キッチンとメニューに紹介されていた区画はこんな感じ。キャビンから見えます。全く行く気が起きなかったので詳しいことはわかりません。

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キャビンの様子。天井が2色です。冬は何もしなくても真っ暗になるので、乗客は自然に静かになります。乗務員は楽ですね。ただし居眠りには注意しないといけません。

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歩き回ろうにも狭いキャビン。すぐにシートに戻ることになります。乗務員がひょっこり顔をのぞかせ、「何か要るものは無いか?」と尋ねてきます。このタイミングは絶妙。お茶を貰います。

f:id:PECHEDENFER:20181224150032j:plainこの暗さには雰囲気があります。しょせん夕刻が延々と続くフライト。今から考えると、"A martini, shaken, not stirred." ぐらいの悪ノリがあっても良かったかもしれません。お茶だと老人か病人のようですから。

 

さてどのぐらい飛び終えたのかチェックしたいのですが、地図は地図だけで、飛行情報は自動的には出てきません。別の画面へ移動します。

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半分過ぎています。何となく残念な感じを覚えました。地図で in the middle of nowhereを味わっているのも退屈になってきたので、思い切って自分がどこにいるのか探してみます。

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これなら分かりますね。

 地図で遊ぶのにもすぐ飽きますが、持ち込んだ本は読み終えています。キャビン内にあるマガジンラックぐらいにしか、魂のよりどころがなくなりました。Business Traveller の欧州版がありました。大した情報は仕入れられず、残念。

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暇にまかせて High Life の誌面から、「男の見栄に応えるサービス」をチェックします。まず靴が出てきました。Wellington boots ならぬ Tom Cruise bootsという言い回しができそうだとふと思いつきました。後で検索すると、確かに存在しています。今更使ってもこの言葉の発明者にはなりません。

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それからトレーニングと食事による「脂肪落とし as well as 筋肉アップ」の広告。この before and after が傑作だったためか、長年変わりません。この人、今何歳になっているでしょうか。

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そして今回初めて見たのが、植毛の広告。美への渇望は、尽きることを知りません。

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そうこうしているうちに欧州に入ります。Finnair だったら、もうシートベルトを着用している段階。この便でもゴールが見えてきました。

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到着前の軽食となるはずです。機内は点灯されるかと思ったら、真っ暗なまま注文取り。給仕も暗いまま。オードブルは、鮪のたたき+キアヌ+柚子ドレッシングか、ビーツの漬物+ヤギのチーズ+胡桃+葉+トマト+シトラスドレッシングからの選択。以前ファーストクラスで、bootroot が betterave であることを学習済み。今回もそれを。チーズは表面を焦がしてありました。

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軽食のメインも選択。選択肢はベークトチキン、海鮮焼きそば、タイ風グリーンカレーの3つ。軽食と言いつつ、その量は1度目の食事を凌駕します。

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コーンスターチでとろみをつけていること以外は、正しくタイカレーです。これは許容範囲。割り箸がトレイに乗っていますが、これは個別に配られたものです。どの場面で箸を使うのか見当が付きません。

 

この後、メニュー上で華々しく宣伝しているコーヒーを頼みましたが、これは大失敗。我々は誰を相手にしているかをよく考えるべきでした。

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ビデオは募金の宣伝。時々金を入れた封筒をクルーに渡すのですが、今回は気分になれず。

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食事が終わるとそろそろ英仏海峡。乗務員も搭乗客も到着の準備をしないといけません。

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雲の下に突入する頃、太陽が戻っています。

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昨年4月には、BA 8便で羽田ーロンドンを飛んでいます。BA6 も BA8 も昼便ですが、季節が夏と冬。趣が全く異なりました。前回の太陽は沈まず、乗務員は乗客の良識に任せてシェードを下ろさせていました。その結果、静かで薄暗いキャビンが出現。北ヨーロッパの部屋の中に居るようで、居心地が大変良かったことを記憶しています。

 今回はほとんど夜。これまた冬のヨーロッパ、静かで暖かい部屋に居るような感じが良好。共に抗しがたい魅力があります。確かに World Traveller なのか、Club World なのかで、シートの快適さは違います。しかし雰囲気に醸し出される居心地の良さは変わりないし、それはシートより重要である気がします。

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