PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

BA5:LHR-NRT Club World(その2)

BAの日本便は今、羽田と成田共に毎日1往復ずつあります。

(今年春から大阪 (KIX) 便が運航予定です。

https://www.businesstraveller.com/business-travel/2018/09/22/british-airways-expected-to-restart-osaka-in-2019/)

 

成田便は B787-9 (216シート)で運航し、往復共に出発到着が贅沢な時間帯。移動で2日または1日潰れます。

BA5 LHR 13:50 - NRT 10:40

BA6 NRT 12:35 - LHR 16:15

 

羽田便は B777-300(289シート)で運航し、午前中出発、朝到着か、朝出発、午後速い時間の到着で、到着日は活動に使えます。

BA7 LHR 10:50 - HND 7:20

BA8 HND 9:45 - LHR 13:25

 

人気があるのは羽田便らしく、機材も大型のものが使われます。プライベートな用務なら成田便で余裕を持った旅行計画を立てる方が良いと思います。この航空会社の場合。

 Club Worldでの成田便、羽田便の大きな違いは、シート配置です。B787-9は 2-3-2 で並び、中央席は一人。B777-300だと 2-4-2 で並び、中央席はダブルベッド状シート。見知らぬ人とごく近い距離で12時間旅ができます。逆に親密な二人なら、プライベート感が高い良い空間になります。Club Worldのその他のシートは、そういう二人連れには向いていません。この点には少し注意が必要です。

 

さて本日は、キャビン最後部窓側。隣席の客をまたがずに通路に出られます。通路側のシートだと、逆にキャビン最前部が窓側あるいは内側の客にまたがれずに済みます。

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本日はキャビンが満席。隣席も日本人中高年男性が着席しました。

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窓の外はBritish Airwaysの機材ばかり。専用ターミナルなので当たり前なのですが、壮観です。

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結構B747も残っています。

 

時間通りに出発。離陸後すぐに夕暮れになるのは、冬で北極が近いから。

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主に担当して頂いた乗務員は、ヨーロッパ系の女性。声が若いので「随分若いのに当たったものだ」とあっさりモードだったのですが、実はそれなりに年輪を重ねてきたお方でした。声ではわかりません。その乗務員が強く薦めたワイン。南アのcabernet sauvignon。

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一言、二言でこの人はかなり飲むなと直感しましたが、このワインもアルコール度数が高く、しっかりした造りでした。ワインと共に、楽しい人生を送っていそうな方です。

 

機内食。スターターはスコットランドサーモンを。サーモンに cabernet sauvignonはありえないと、chardonnayを追加してもらいます。

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これもやや大柄なワイン。

 メインは鹿。赤ワインからの逆引き。

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野菜の付け合わせは、質感の組合せ、色彩の組合せ共にイギリスを感じさせますが、嫌いではありません。

 

チーズ。赤ワインは残っておらず、これはポート。何も言わなくても件の乗務員に「ポートは?」と聞かれるありさま。見透かされています。

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酒飲みというより、ワイン好きを確信した瞬間でした。

 

一度はカクテルで決めたい夕食後。ところが往路と同じく、おとなしくお茶になりました。

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ワインだけでも、量が多すぎ。カクテル知らずが無理して格好つける場合ではありません。機内でのアルコール消費はほどほどに。

 

機内食が終わると直ちに照明が落ちます。10%引で事前購入した機内販売品が届きました。Executiev Club会員証の提示、Avios登録を促されます。

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そろそろロシアに入ります。

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食後の時間がゆったりと流れる BA のキャビン。もう一杯お茶をもらいます。カクテルにはついに到達せず。

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寝るためのアクションを起こします。日本-欧州路線における就寝と起床の目安は、何となくこの島ですね。世界最大の水爆実験が行われた島。

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寝具は彼らが宣伝する通りで、睡眠の質が違いました。良く寝られます。窓側席はベッドメイキングと寝具の中に滑り込むのが手間。アルコールは控えた方が良い理由の一つです。

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目を覚ましたらバイカル湖は遙か後方で、アムール川近くまで到達していました。6時間以上寝ています。

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日本海に出るころには、夜が明けてきます。長時間のシベリアの飛行を象徴するかのような窓一面の霜。

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南下しているので、日の入り、日の出はそれぞれ自然より加速された現象です。

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退屈する間もなく、朝食。配置が怪しいフルーツ皿。中途半端な量のオレンジジュース。

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Heathrowのラウンジで我慢した甲斐があったかなかったかよくわかりませんが、イギリス風朝食。

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味は期待通りで、今日は油脂の取り過ぎ。

 

朝食中に夜は明けます。決まりきったことが、変哲もなく進行する欧州便の成田到着。ターミナルでのこの光景を除いては、今日もそうでした。

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目立ちますね。第2ターミナルでのスタアラ塗装。

 

移動の時間帯が時間帯ですから、それほどお疲れには見えないし、実際元気だろう搭乗客たち。

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「長旅、お疲れ様でした」、「おかげさまで、楽に移動できました」なんてクルーと客のやり取りはありません。日系ではありませんから。

 

今回は、機内販売事前購入、ゴールデンチケット、チャリティ募金とオプションを利用しまくりました。客として適当な発言ではありませんが、充実したフライトという印象が残りました。