PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

フライングブルー10月のマイルプロモーション

アワードプロモ

月替わりで提供される特典航空券に必要なマイルの割引。これはFlying Blueの制度です。必要マイルが25%引きか、50%引きになります。エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスが対象となります。人気がある路線でも、対象から除外するということはなく、会員サービスとしての側面が強いプロモーションです。

 

今回、久々に有利な数字を見つけました。

 

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月替わりのキャンペーンなので、Pechedenferは毎月チェックしています。混んでいる時期の混雑路線は、さすがに外されるようですが、時期が外れる限り、ランダムに路線が選ばれるように感じます。方面別に、毎月一覧表が作られます。アジア、中東がやはり長距離ですので、そこをチェックします。

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問題は日本の都市でしょう。今月は、東京(成田、羽田)-パリ、関西—パリ便で、ビジネスクラスが50%OFF。

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片道50,000 milesで行けます。往復では、100,000 milesです。AFかKLMのビジネスクラスです。これはかなりお得です。

 

エコノミー、プレミアムエコノミーも50%OFFでした。

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予約期間は10月1日~31日旅行期間は11月1日~1月31日と3か月に及びます。大型なキャンペーン。普通、ブラックアウトの設定はありません。年末年始の休みにも使えるはずです。

 

サーチャージやら、税金はとられますが、エコノミーだと40,000 milesでパリ往復ができてしまいます。

 

個人的な意見

実はちょうど2年前、同様のプロモーションを利用、導入されたばかりのAir Franceの逆ヘリンボーン型のビジネスクラスでパリを往復しました。

AF293:HND-CDG ビジネス(いきさつと搭乗まで) - バス代わりの飛行機

 Flying Blueは発足初期からマイルインフレを起こしたためか、多めのマイルが必要という印象があります。しかしここ数年で他社も「追いつきつつある」ため、冷静になると、それほどの差は見つかりません。さらに言うと、この50%OFFプロモーションだけ利用するなら、非常に得なプログラムに化けます。

 

SkyTeamの中で、日本と最も関係が深いのはデルタ航空JAL, ANAと提携を広げられないため、成田に一大拠点を持っているにもかかわらず、極東で不利な競争をせざる得なくなっています。そこでゴールドメダリオン資格付クレカを発行したり、日本国内線搭乗には航空会社を問わず500 milesを提供したり、破格な特典をSkyMilesに付けて日本人消費者の利用を促しています。これは大変ありがたいことだったのですが、どうやら限界にきているようで、日本路線が縮小されつつあります。

 スカイマークが取れなかったことが、潮目だったという気がします。大変残念な事態ですが、デルタが徐々に韓国(KE-ICN)、中国(MU-PVG, CZ-CAN)へシフトするのは避けられません。そうなると、SkyMilesにおける日本人の特権も失われる可能性大です。

 SkyMilesの後釜として、Flying Blueへの切り替えを考えるのは悪くないというのが、Pechedenferの意見です。特に渡米の機会があまりなく、渡欧が多い人なら、Flying Blueの良い点が数多く見つかると思います。

 一方、北米と言わないまでも、デルタで行けるハワイやグアム、チャイナで行ける台北によく出没する方なら、SkyMilesをできる限り続け、裏マイル(ニッポン国内線500 miles)や即席ゴールド(アメリカンエキスプレス)を享受するのが賢いと思います。どんな場合でも、特権は続く限り、利用するのが正しい生き方ですね。