バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

やはり安いフランスの鉄道

緊急事態宣言は、東京、大阪、京都、兵庫ですか。大阪圏はカバーされていますが、関東は東京都だけ。これは誰しも不安に思います。つまり「来るな!」と露骨に嫌な顔ができる神奈川や、相変わらずイメージがぼんやりした埼玉はともかく、人が良い千葉が危険に晒されます。GW に何も楽しみが無くなった都民が、群れを成して江戸川を渡って来るのは目に見えています。

 ほとんど23区な浦安では、東京と同じつまらない場所に変態し、安寧は保たれるでしょう。松戸とか、船橋とかはヤバくありませんか?

 

「都民の皆さん、千葉にはホントに何もありませ〜ん。サニーランドも無い、スターランドも無い、ヘルスセンターも無い、ザウスも無い、谷津遊園も無い、無い無いづくしの寂しいとこなんですぅ。」

 

と TV コマーシャルを流して、浮かれた連中の行楽気分を削いでは如何でしょうか。ネガティブキャンペーンなので、風評被害を受ける施設が無いよう工夫が必要ですが...。

 

さて本題。

 

フランス国鉄 SNCF から今週届いたメールは、夏休みに向けた販促。例年ならそろそろバカンスの計画が気になる頃。しかし国が感染拡大を封じ込めるのに必死な状況では、バカンスなんて諦め気分になりますね。

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移動するにしても、列車より自家用車を選ぶ傾向が強いはずです。

 

驚くのは価格。パリからの料金です。さらに言うと、確か SNCF も航空会社と同じように、事実上あらゆる割引切符で変更と払い戻しが可能になっています。バカンスシーズンでこれは大判振る舞い。

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リヨンやナントにバカンスのイメージはありませんが、ボルドー(→ Arcachon 目的)やマルセイユでも 16 €、10 €と破格の料金。パリーマルセイユは 800 km ほどもあり、日本で言うと東京―福山の新幹線の移動が 1300 円というようなもの。考えられないほど安くありませんか?

 

それに加えて子供を連れていく時もお財布にやさしい SNCF。どこまで行っても子供料金は 8 €。

 

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SNCF は相変わらず国営会社なので、収支のバランスよりも、国民の移動に関する政策の方が重要なのでしょうか。今のような非常事態においては、頼もしい感じがします。バカンスは出費が多い時期なので国内経済のためには移動してもらった方が良いはずです。国の状況が低価格を後押しします。これでどうやって航空機が競争できるのでしょうか。

 

ちなみに8月上旬のエールフランスの ORY-MRS の料金を見るとこんな感じ。

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こんな状況では、ORY-MRS、ORY-NCE、ORY-TLS 間など数少ない「長距離」路線でも、ビジネス客に期待するしかないエールフランスの国内線。

 

1987年の国鉄民営化がなかったら、ANAJAS-JAL も今のフランスと同様、国内線は壊滅が見えてきているだろうというのは、ちょっと違う気がします。ドイツでは上下分離という形で民営化した DB もかなり安い料金を出しています。実は日本の場合、JR の値引きが渋いのです。それで航空会社もバス会社も恩恵を受けているという構造になっています。