会員でなくても、ルフトハンザ航空のラウンジが有料で使えるようになりました。
料金は個々のラウンジ、利用日によって異なるようです。例えば今年の12月25日のフランクフルト空港で検索すると、以下の様に提示されます。
最低値表示になっている理由は、よくわかりません。予約にはフライト番号が必要で、その入力で料金が確定するようです。
同日のベルリンを検索すると、1つだけ。確か2か所設置されているはずですが、1つしか営業していないのでしょうか。それとも有料利用に供するのは片方だけということなのでしょうか。
ミュンヘンも同様。11以上あるラウンジの中、予約できるのはひとつだけ。
Senator ラウンジは出てきません。ルフトハンザにはメリハリをつける意図があるのでしょう。
明らかに目玉は FRA のファーストクラスラウンジです。価格は 200€ とずいぶん控えめ。日によっては 149 € なんて数字も出てきます。
エールフランスは昨年からパリのファーストクラスラウンジを有料利用できるようにしましたが、出発時、乗継時には 500 €(税込み)が必要です。これに比べるとずいぶん安いのですが、付帯サービスが違うのかもしれません。エールフランスの場合、ファーストクラス利用時とほぼ同じサービスが利用できます。
American and Air France Sells First Class Lounge Access - SamChui.com
どうせ座って飲み食いすれば、満足する客は多いと考え、ラウンジの場所の利用でサービスも限り、150 ~ 200 €ということなら、こうした価格の違いも説明できます。しかし「200 € の元を取るぞ」と意気込む客は必ず出てくるはずです。客層が悪くなることも予想されます。
別種のインパクトもあります。ラウンジの利用価格なんて提示するようになると、前払いサービス、包括サービスの利用料金で「元が取れる」という議論が活発化しそうです。
日本語ブログの一派にも、新たな材料を提供します。「SFC の年会費は本当に高いのでしょうか。フランクフルトでルフトハンザのラウンジを3回利用すれば、会費はペイします。etc.」なんて口上が加わるのでしょう。そしていままでと同じクレジットカード契約への誘導。何だか期待できますね。もちろん記事の筋には関わりなく SPGアメックス を一押しにしていただきたいところです。