ゲートに行くと、すでに搭乗は始まっていました。相当な人数がいることから、搭乗率は悪くないことが予想されます。通路で渋滞していました。原因はキャビン整備前の搭乗開始ではなく、機材の扉で引っかかっている客でした。
2014年頃に導入された時、ポルシェが買える価格だったシートです。
繭の中に籠るような感じというのがコンセプトだったようですが、今回はそれをあまり感じませんでした。改良して簡単になったのかと勘違いして、そうツイートしてしまいましたが、過去の写真と比較すると昔搭乗した時と同一のシートです。
AF293:HND-CDG ビジネス(機内) - PECHEDENFERのブログ
今回は混雑していたため、違う印象を受けたのか、他社のビジネスクラスのシートのレベルが上がったため辛口な評価をしてしまったのかどちらかです。
シートの背は吸音材が入っているようで、遮音性があります。ただし後席の個人用スクリーンのリリースや収納が振動と音を発するので、遮音の効果は限られます。後席が空席なら非常に快適です。
ハンガーに上着をかけていると乗務員が寄ってきて、機内「箪笥」に収納してくれます。
個人用スクリーンの大きさや画像品質は、今となっては中の上ぐらい。12言語に対応。
シートポジションの調整ボタンが4つのみ。この単純さが特徴と言えば特徴。
Welcome ドリンクは Champagne。
足の収納部が巨大なことも特徴で、横たわった時に寝返りが可能。これは快適さをずいぶん向上させます。
一度経験すると、これが重要なポイントであることが理解でき、一緒くたに逆ヘリンボーン型と呼ばれるシートにもずいぶん優劣があることも見えてきます。
保安ビデオは音声が COVID 対応バージョンに改訂されていました。
なお AF はこのビデオ以外は、この部分が En cas de
出発時間を過ぎても少し停留していますが、長くはありません。滑走路に向って動き始めると以降は離陸までスムーズ。データ上は12分遅れの出発。
メニューブックは大型。仏英日語に対応。
夜遅いので機内食のサービスもすぐに。
欧州便よりはずっと良いものを出します。entrée を片づけると、メインに置き換えられます。suprême de volaille は搭乗前に指定。
ワインは Bordeaux を追加。予想通りフレッシュな酸が感じられる代物。Bordeaux rouge は一般には運びやすいワインとされますが、この新鮮な印象は移動で失われやすいのです。
前から気になっていた映画を発見。90分ほどでした。
西欧発極東行では中央アジア回り、極東発西欧行では北極回りというルートはあっけなく確立しました。
各国がとった中国人民の入国時検疫体制について中国政府がいちゃもんを付ける前のフライトですので、カザフスタンの後、中国、モンゴル、再度中国の上空を通過します。
長々と飛び続けますが、何故か睡眠をとる気にはなれません。映画をいくつか見るものの、退屈していました。
到着予定時刻は20:10。到着90分前に出される機内食は朝食です。
チーズオムレツを選びました。
日本海を飛んでいますが、まだ巡航高度。
日本の空は空いているのか、着陸に際して待たされることはありません。予定時刻より44分早着。中央アジアルートによる帰国は GW 以来3度目ですが、毎回 30分以上早着します。