アイルランド共和国のフラッグキャリアは Aer Lingus。2000年以来 oneworld の一員でしたが、2007年4月1日(JAL が oneworld に加盟した日)に脱退した経歴があります。その後 IAG に買収され、今では British Airways, Iberia と同じ経営になります。
航空会社提携のグループ化、ブロック化が世界の潮流ですが、Aer Lingus も独立性を保つのはそれほど賢くはなく、顧客プログラムの AerClub は Avios を採用しています。そして British Airways エグゼクティブクラブの会員は Aer Lingus 搭乗時に Avios を獲得することができるようになっています。
そんな中、また新しい動きがありました。
今日届いたメールによると、Aer Lingus の搭乗ではエグゼクティブクラブの会員は Avios のみならず Tier Points も獲得できるようになったということです。ステイタス会員の場合、それに加えて下記特典が加わります。
Bronze:
- 予約に含まれる客全員の優先チェックイン
- 予約に含まれる客全員の優先搭乗
Silver と Gold:
- 予約に含まれる客全員の優先チェックイン
- 予約に含まれる客全員の優先搭乗
- 客と同伴者1名が保安検査場の優先レーンを利用 (DUB, SNN, LHR, AMS, BFS, BHX)
- 客と同伴者1名によるラウンジの利用 (大西洋横断路線利用時に一部の場所で)
- 追加の手荷物許容量
なお優先チェックインは、Premium or Business Clus専用の check in area を利用します。ラウンジの場所は以下のサイトに記載があります。
https://www.aerlingus.com/prepare/airport-information/airport-lounges/aer-lingus-lounges/
ブロンズ会員、シルバー会員にも十分な特典が用意されており、受けられるサービスは oneworld 提携会社に準じます。そして Star Alliance や Skyteam 内の共通会員特典とは同等となりました。
Air Lingus は AA, BA, IB, AY の行っている大西洋ジョイントベンチャーに参加しており、一社だけ oneworld ではない=サービスレベルが低い=人気がないという不都合がこれで解消するものと思われます。