PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

MH88:KUL-NRT ビジネス

良いニュースと悪い予感

Carte de vinsが変わりました。左ページ

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では、白ワインの古顔 sauvignon blanc, chardonnay に riesling が加わりました。右ページ

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では、MédocとMcLaren Valeは大きく変わっていませんが、MensozaのMalbecが加わり、さらにPortがあります。白赤一本ずつの拡充に加え、デザートワイン。大幅にパワーアップしました。これなら「かなり充実している」レベルです。

 

MHは半年ほど前に、CEOが(多分ドイツ人の)再建屋に変わったのですが、前任者が進めていたリストラは十分進んだと判断したのか、少し投資へ向っているようです。IFEだって、古いタイプのものにぶつかることはありません。長距離を担うA330では、総入れ替えできたのでしょう。

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この次に考えることは利益となるのが、ビジネスマンの思考です。航空券の値上がりが少々心配です。

 

機内環境

搭乗自体は落ち着いていて、全体的に品の良さも感じます。日本便の良いところ。

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もっともエコノミーの後方キャビンでは、いろいろと騒がしいことも起きているようですが、そういう世界のことは知らずにフライトが終わります。安いなら安いなりに、伝統的な階層世界を成しているマレーシア航空。良いのか悪いのか、判断することすら困難です。

 

長いフライトなので、雑誌も2種。

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この種の雑誌を一生懸命読んでいると、かなりの確率で英語圏の人間に間違われます。興味深い記事ほど、難しくなるという一生懸命を引き出しやすいThe Economist。どうしても顔に出るようです。

 言語を間違えられるのは、信仰を間違えられることに比べると、大したことではありません。せいぜい英語版の税関書類が渡されるぐらい。

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入国書類の方は、「持っているから」と断っておきました。

 

英語版を記入して税関で渡すと変な顔をされるのですが、本人の責任ではありません。

 

日本人乗務員が搭乗していなかったようです。日本語のアナウンスがありません。このフライトはJL7090という別名も持っていたはずですが、単純に日本人乗務員のやり繰りが難しかったのでしょう。

 

安定の給食サービス

変化を求める必要はないというか、変化は大抵の場合、破綻を意味する夜通しのフライト。まずは袋入りミックスナッツ。

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お供は水とBourgogne Chardonnay。呼称と比較して、まずまずの品質のワイン。次はお馴染みのサテ。最近は3または4本が定番。もしサテが好物だと言うなら、リクエストで6本ぐらいにはなるでしょう。少し前までは6本がデフォでしたから。

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この後、コーヒーやお茶、カクテルぐらいを頼んで、ひとまずお終い。フライト中、いつでもアイスクリームやカップめんぐらいは食べられます。

 

La nuit tombe.

おかしな運用の後方化粧室。ビジネスクラスとこの化粧室との間にエコノミークラスが2列だけあります。化粧室仕様はビジネスクラス。本日はビジネスクラス専用になっていました。マレー人の女性乗務員が非常にこまめに働く人で、ゲートキーパーをやっていました。

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このAcca Kappaのコロン、化粧室のにおい消しが主な利用法。よく働く乗務員だと、しょっちゅう化粧室に入って掃除しては、最後に噴霧で仕上げています。また搭乗時に感じるMalaysia Airlines特有の香りも、Acca Kappaのこれ(Green Mandarin および White Moss)です。

 

機材がこの辺を飛行中、照明が落ちます。マレー時間1:37。

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3:30にはキャビンは再び明るくなります。もう台湾を過ぎつつあります。

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サービスのタイミングからすると後30分は遅らせても良い気がします。起きる人も半分ぐらい。夜明け前の朝食フルコース一の膳。

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いきなり口直しのデニッシュ様甘口パン。

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二の膳は秘伝ナシレマ。

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もうマレーシア料理はさんざんという人には、オムレツでも。

 この後、コーヒーが飲めるかどうかは、天候次第、風次第です。揺れているとホットドリンクは全て中止になりますから。そして日本近海は頻繁に揺れますから。

 

全て終わって片付けるても、まだ沖縄。後は空き時間。やはり朝食は少し後ろに倒した方が客は喜ぶだろうと思います。

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食べ終わって満腹になったら再びベッドにして、本格的に寝込んでしまう客も大勢います。

 夜が明けるころには東京はずいぶん近くなっています。高度も低く、新島やら利島が見えます。

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そのうち房総南端、館山の南方を周って、成田に向います。

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冬場のこの便では、富士が見えることもよくあります。朝日を浴びる富士と、関東の人間の好きな風景。丹沢山塊の向こう側の真っ白な山が写真でも見分けられますが、実眼だともっとはっきりしてます。

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日本時間の7:08には着陸。まだ朝焼けの時刻。

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到着は93番ゲート。隣にキャセイが見えますが、サテライトです。出口は近くありません。

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