PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

Happy Brexit Day!(その2)

Brexit が成功するために個人が出来る事= bank holiday "Brexit Day" 実現に向けて、一人一人ができることのつづき。

 

イギリス製品をもっともっと購入

Brexitでは、経済の行方が最も注目されています。今後イギリスで作ったモノとサービスが他国で売れまくるようになれば、万々歳です。みなさんは 

MADE IN ENGLAND, MADE IN BRITAIN, MADE IN UK, MADE IN THE UK, BRITISH MADE, UK MADE

などの表示を目を皿にして探しましょう。自国産のモノが売れるのは心強いものです。しかしラクジャリーグッズがバカ売れしても、国の経済全体における効果はたかが知れています。

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資本の多国籍化が進み、ブランド製品は誰が儲けているか考える必要がある時代

 

消費者が費用対効果を狙うなら、規模の割には各界への影響が大きい消費財を選ばなくてはいけません。例えばワイン。ラベルが現地語に固執することから考えても、地域性が高く、代替が効かないのがワイン。欧州では、売れ行きや価格が常に一般向けのニュースになります。

 最近ワインの醸造を始めたイギリス。気候変動ではなく、品種改良、栽培技術、醸造技術の進歩が貢献したと思いますが、新大陸と比べてもはるかに新しい「可能性を秘めた」産地なのです。

 加えてEUではブドウ畑の開墾が厳しく規制されますが、EUを抜けてしまえばお咎めなし。PRODUCE OF ENGLAND の表示が販売に役立つなら、どんどん畑を拡げて質を落とさず生産量を増やせます。

 さらにイギリス内で欧州ワインは課税対象になります。国産ワイン普及への追い風ですね。逆の課税は問題にならないことがミソ。イングランドワインなんて欧州で市場を持っていなかったので、税金をかけるボトルの数がそもそも微小です。

 こうした事情から、Brexitイングランドワインにとって天の恵みになりそうな気がします。

 ボトルの中身が常に重要ですが、冷涼地に相応しい良い品質、それでいて産地の個性が感じられます。おそらく現在は国内での販売拡大を考える段階で、国際市場はその後だろうと思いますが、かなり有望ではないでしょうか。

 

イギリスがTPPへの参加を検討しているとの報道もあるようですが、TPP加入が実現しなくても、地球上の英語圏諸国、日本などと通商協定を積極的に進めるのは間違いなく、イングランドワインが本格的に日本に入ってくる日は近いと思います。個人的には日本の食卓によく合いそうな気がしています。

 みなさんもイギリスに行ってイングランドワインを食事の度に飲んで、帰国の際には別送品2ケース(24本)なんて消費をするところから始めてみてはどうでしょう。イギリスの外では、まだまだ珍しいので周囲へのお土産としても二重丸。

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BA機内でも購入できます

イングランドワインの売れ行きが、アメリカ、日本、中国でフランスワインを超えるようになるなら、それだけで Brexit は高く評価されることでしょう。

 

"英"語の勉強

一国の興隆衰退を左右する出来事。長いスパンで検証する必要があります。一人一人の息の長いサポートが欠かせません。そこで重要なのがイギリスの文化、風習への深い理解と共感。その前提になるのは、もちろん”英”語。学校を出た後なら、英会話学校に通うとか、文法書を読み返すより、「実践あるのみ」の意識がよろしいようで。

 

読書をする。風習を理解する一方で英語の知識が増えそうな本が良さそうです。

www.ianvisits.co.uk

辞書を替える。例えば定評のあるこの辞書に。

global.oup.com

新聞を読む*。スマホ用のアプリが手軽かつ便利かもしれません。

www.theguardian.com

*:料金を調べようと考え、思い浮かんだabonnementが英語で何というかとっさに分からず、翻訳したのは不都合な真実です。

 

BBCと契約する。例えばアマゾンを通して。

www.bbc.comAmazon.co.jp: Prime Video

 

TVドラマ**を研究する。便利なら米国メディアでも利用しない理由はありません。

www.netflix.com**:一年ほど前に大人買いした Die Tudors (原題 The Tudors) を紹介しようと最初は思っていました。が、これはアイルランドの俳優を中心に制作されているので止めました。Brexit で対アイルランド関係も変わります。

 

私生活を”英”語で埋めれば、常時イギリスへ関心が及ぶようになり、BRITISH MADE は日常生活のデフォールトになります。晩酌に生ぬるいビールをちびちびやるようになったら人格の完成。こういう UK-oriented な人が世界中で増えれば、Brexit 成功は間違いないところ。

 

Bank Holiday "Brexit Day" が実現するなら

EU は瓦解します。脱退した方が国が良くなることが実証されたわけですから、強そうな国から逃げ出します。ドイツ、フランスに一泡を吹かせたい人は、是非この記事と前の記事で書いたことを実践して、Britannia の新しい船出を助けましょう。