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アメリカでは中国共産党員入国禁止を検討、イギリスではB747に引導

日本では意外な農作物を栽培しています。ふらりと入った JA の直売所で mûres (Brombeeren, ブラックベリー?) を売っていたのには驚きました。もちろん冷凍品ではないので、朝摘んだものだと思われます。

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この種の果実は、自重で潰れていくので鮮度が重要。もっとも mûre の場合、潰れると(酵素反応で) 断然甘くなるので、食べ方に工夫が必要です。ヨーロッパでは自生する植物ですが、栽培した作物も市場で販売されています。フランスやドイツの市場(マルシェだとか、マルクトと言った方が通りが良いかもしれません。)での買い物は、飾らない農民の言葉が聞けるので割とおすすめ。JAの販売所もそういう気配はありますが、観光案内所のようにバリバリ方言を使うことは稀。

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日本で生の mûre を見たのは初めて。これで 300 円なら納得価格。どっきり生食であっという間になくなりました。

 

混乱の極みとなっている Go To キャンペーンを利用するかどうかはわかりませんが、国内旅行でも農作物直売所は興味深いところ。都心では見かけないローカル野菜もあるし、珍しい形をした馴染みの野菜や、規格外になった巨大な野菜があったりと、日常的に料理する人にはワンダーランド。

 

中国共産党員のアメリカ入国禁止

日本ではあまり話題になっていませんが、トランプ政権が中国共産党員の米国入国禁止を検討しています。全党員とその家族が対象になるようです。

Les USA vont interdire la délivrance de visa pour les Chinois ! -

共産党員の数は 9000万人。家族を含めると2億7000万人とされます。かの国では社会で成功したければ入党が必要なので、これらの人々は大多数を占める地方農民より海外に移動する頻度は高いはずです。もしこの政策が厳格に実施されると、米中間の移動は大部分消えます。米中対立の激化とは異なる次元で、大きなインパクトがあります。JALANA も乗継ぎ需要がなくなり、痛手を負うことになります。

 実施されれば興味深いことになりますが、アメリカ経済に及ぼす影響が大きすぎ。ビジネスマンのトランプなので、いつものブラフでしょう。

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関係あるような無いような話ですが、トランプが 2017 年 11月に来日した時、晩餐会で出された日本酒を最近手に入れました。この名をつけた酒は3種ありますが、五百万石で醸すこの純米大吟醸が供されたようです。

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西川恵著「ワインと外交」(新潮社)に詳しいのですが、首脳クラスの晩餐会ではワインは Médoc の格付け2級が目安になります。(国家元首を招く宮廷晩餐会で1級。) Médoc の2級でも、価格はこの日本酒の10倍ぐらいになります。今の時代、日本酒は手が届きやすい存在です。こういう良い時代にできるだけ経験を積んでおくのが肝要ですね。国産ウイスキーの値上がり具合を見ていると、本当にそう思います。

 

退役がニュースになるB747

British Airwaysボーイング 747 を退役させます。これはあちこちで大きなニュースになっています。

British Airways retire le mythique Boeing 747 de sa flotte

この記事でも COVID-19 の蔓延が終焉を速めたと言っていますが、そもそも1970年から利用されている機材で、すでに50歳。そのものずばりの後継機はなくても、B777A380 も安定して運用されているわけで、とっくの昔に無くなっていても不思議なかった B747。それがだらだら使われ続け、航空会社が利用停止するのがいちいちニュースになるというのは、尋常ではない人気です。

 個人のレベルでは British AirwaysB747 には、World Traveller Plus と Club World のキャビンを初めて体験したという思い出があります。Club World といっても旧型のシートで、隣席間の可動仕切は手動の扇でした。このブログ(のスマホ版)では当初からアイコンに British Airways垂直尾翼を使っていますが、これがまさにその時搭乗した B747 の写真です。

 

ボーイング社が軍用に開発したものの、売り込みに失敗し、苦し紛れに民用転換した機材。これが全く予想もしなかった大成功をおさめます。長らくその愛称は歴史的に有名な象 Jumbo でしたが、B747-8が出てからは「空の女王」(Reine des cieux)などと呼ばれることが増えています。Virgin Atlantic も退役を速める旨の発表をすでに行っており、女王の命も風前の灯火。

Virgin Atlantic retires Boeing 747s early: 'Pretty Woman' 'wing waves' its way into retirement