PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

フライングブルーの会員カードは電子化されます

直前の記事で、フライングブルーはプラスチックカードを廃止して電子化するのが良いなんて書きましたが、その記事へのコメントでご指摘があった通り、「そうする」とのメールが会員に送られていました。

 偶然というか何と言うか、記事の予約アップロードのすぐ後に Pechedenfer の元にもこのメールは届いていました。

 

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メールによるとフライングブルーは、2022年 1月以降、会員カードと荷物タグは送りません。これにより年間 5トンの紙と、15トンのプラスチックが節約できますとのことでした。環境保護を錦の御旗にしての経費削減は、欧州では有効。日本では白々しく聞こえる人が多いと思います。

 

本文は以下の通り。

 

Zero plastic, zero hassle

We are doing our part to reduce our environmental footprint. That’s why, from January 2022, we will no longer send you a physical membership card and luggage tags. This will help save 5 tons of paper and 15 tons of plastic per year!

 

Always there when you need it

Instead, you can now download your Flying Blue card directly onto your smartphone. That way, you’re always ready to earn Miles and gain XP (Experience Points).

 

私が「電子化は良い」と思った理由は、フライングブルーのシステムが意外としっかり機能しているからです。またメンバーシップをありがたがる性向が、フランスではどちらかというと軽蔑対象になることも関係します。優先されて「得」するのは受容できても、周囲に違いを顕示する行為には抵抗を感じます。カウンターで会員カードを見せびらかすなんて、無粋の極み。物理的なカードは存在意義が見つけにくいのです。

 

エールフランス/フライングブルーは、仏日英の三言語で通知や連絡を送ってきます。サービスの質を考えた時、この状態は問題ですが、スカイチーム発足前(2000年より前。AF と KLM の統合前=フライングブルー発足前)から毎年エールフランスを利用していた結果なのかもしれません。異なる担当部署が次々加わり、年を経て様々な部署が統廃合されるうちに顧客の préférences なんて消滅したのでしょう。

 まともに操る言語がゼロでも、「言語を統一しなくても不自由ないので、問題ありません」と、鷹揚に構えるのが欧州的な価値です。もっと言うと欧州の小国的な価値。Fréquence plus の時代はフランス語だけでしたからね。KLMと一緒になって以来、エールフランスにもオランダの影響がじわじわ広がっています。

 

多言語環境と言えば聞こえ良く、欧州人のように(実態はどうであれ)余裕を見せるのが大人の振る舞い。しかしフルスケールで多言語化されると、ついていけるものではありません。

 

これに関係して、この記事を読んで下さった方に教えて頂きたいことがあります。Pechedenfer が Twitter にアクセスすると、ツイッタラーによって表示言語が異なります。設定を全くいじらず、アクセスしてこうなります。皆さんもそうですか?

 

Teppei101 氏は、何故かデンマーク語。

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牡蠣フライ氏はスペイン語。まれにフランス語。

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Dr K 先生のこれはベンガル語ですか?

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デンマーク語、スペイン語ベンガル語、日本語の quadrilingue なんて、どこにいるのでしょうか。ツイッターの環境は激し過ぎ。不思議なことにそれぞれのアカウントで表示言語は一定しています。tweets そのものは投稿した言語で表示され、文字化けはありません。(フォローしている方ならご存知のはずですが、この御三方、好き勝手な言語でツイートしますよね。もちろんツイッターだから、正しい使い方ですが...それらの言語はまともに表示されているようなのです。それでプラットフォームがこんな状態って、変ではありません?)

 

皆さんの前でも同じ現象が起きているなら個々のアカウントの問題。そうでないなら、私の表示方法のどこかに問題があります。ちなみに iPhone で表示させても同じ。デバイスやブラウザに依存しません