PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

フライングブルーマイルの購入キャンペーン

 

フライングブルーのマイル購入キャンペーン

フライングブルーのマイル購入が最大100%ボーナス付きで販売されています。5月15日まで。

 

最近自動翻訳のレベルが急激に上がっている印象を持っていますが、これも恐らく自動翻訳。5月15日日とは、どういう原因のエラーでしょうか。

 

一度に購入するマイルによって、ボーナスは異なります。

4,000マイル以上で50%

12,000マイル以上で70%

24,000マイル以上で100%

のボーナスが得られます。購入画面では 2,000マイル以上の「キリの良い数字」を指定して購入可能ですが、マイル単価は購入量に無関係に 0.0305 USD=3.94円。

 

マイルを特典航空券に換える場合、日本―欧州ビジネスクラス片道の最低値は 90,000 マイルです。高値だと 300,000 マイルを超えるので、今フライングブルーを使うなら、

必要マイルが少ない日を探す

ことが鍵となります。

 100%ボーナスを利用してマイル購入し、最も効率よく特典航空券に換えた場合、

日本―欧州間のビジネスクラス往復が 354,600円

となります。これに諸費用は別に払わなくてはなりません。欧州内では KLM, AF の就航都市はどこでも可能、日本でも AF とコードシェアしている JAL 便の就航空港ならどこでも可能とはいえ、総額 40万円を超えるのでは賢い「購入経路」とは言えません。二割ほど円が強くなったら状況も変わることでしょう。

 

また月替わりの特典航空券のプロモーションですが、久しく日本路線は取り上げられていません。5月の長距離路線は、ドバイ、シカゴ、ニューヨークだけでした。

 

 

使い方の注意

数字の上ではあまり得とは言えないフライングブルーですが、以下の視点は必要だと思います。

 

(1) アメリカンエキスプレスのように、複数のプログラムにポイントを移行できる場合、特に BA のエグゼクティブクラブとの比較が必要になります。

 エグゼィティブクラブでは、日本―欧州路線ビジネスクラス片道の特典航空券が 90,000 Avios です。これは基準値であり、BA 利用の場合は割引期間があります。

 フライングブルーより一般に有利になりそうですが、エグゼクティブクラブはフライト毎に Avios が別計算、加算されるという欠点もあります。大雑把に言って

・東京からロンドン LHR へ BA 便を利用する場合、特に割引期間はフライングブルーよりエグゼクティブクラブが有利。

・東京からマドリッド (IB)、ヘルシンキ (AY, JL)、パリ (JL)、フランクフルト (JL) へ行く場合、エグゼクティブクラブとフライングブルーとを比較する必要があります。大抵の場合、エグゼクティブクラブの方が有利になるはずです。

・それ以外のヨーロッパの都市へ行く場合、フライングブルーが有利になることもあります。必要マイルのカレンダーをよく見ることが必要です。

 

なお目的地空港によって諸費用は大きく異なります。ロンドン LHR は諸費用が高いことで有名です。

 

(2) 特典航空券交換に必要なマイルの変動は、日本の休日にほとんど関係しません。これはエグゼクティブクラブも同じなのですが、GW や年末年始が安値だったりします。しかもそれほど取りにくいということはありません。これは JALANA のマイル利用に比べて有利な点です。

 

流動性が高く、単価が低い

JALANA のプログラムでは、一般会員が別の会員にマイルを普通の意味で贈与することはできません。また一般会員ではマイルには寿命があます。確か36月です。流動性が低い一方で、特典航空券に必要なマイル数は小さいのです。一方、フライングブルーもエグゼクティブクラブも贈与可能であり、マイルや Avios の寿命も一応無いことになっています。流動性は高く、単価が低いのです。

 こういう事情を考えると、JALANA のマイルは交換できるようになったら、さっさと利用するのが賢いと言えます。料金が高く、提供席数が多い国内線での利用も積極的に考えてよいと思います。マイル単価3円でだいたい使えます。一方フライングブルーやエグゼクティブクラブでは、比較的長期間貯め、チャンスを狙って使うのが良いことになります。マイル単価3円超えの機会はなかなか訪れません。ただし改悪は常時起きうるので、早く利用できるなら利用した方が良いことは間違いありません。