10月18日、翌日重大発表するとの Etihad のアナウンスに敏感に反応、「スターアライアンス加盟か？」と色めきだったこの界隈。一夜明けると Armani Casa との提携によるビジネスクラスアメニティの刷新だとわかり、肩透かしを食らったようです。宣伝効果を高める作戦に踊らされただけでしたね。騒いだ皆さん。
しかしそういう細々したことに騒ぐ人生の方が、世の中を冷めた目線で見る人生より楽しいはずです。
会員資格基準を元に戻すという連絡
BA のエグゼクティブクラブから 10月 20日午前 8時前に届いたメールは、2023年 1月に会員資格更新、獲得の基準値を COVID 騒動前に戻すという宣言でした。
"As we welcome more and more of our customers back on board, we’ll be re-introducing our standard Tier Point thresholds at the end of this year.
Our tier threshoulds will be updated on 1 January 2023."
12月31日までに会員資格の更新を行えば、25％ off の措置が適用されますが、それ以降の更新だと完全に以前通りの基準になります。
2年半もの間、会員資格延長だとか、ポイント2倍だとかいうアナウンスばかりだったので、このメールは新鮮でした。
「以前のように下駄を履かせる措置は今後一切ないので、変な期待はしないように」と注意するような感じがしました。
アメリカンやデルタは COVID 騒動で会員資格更新への配慮を行うと同時に、プログラムを大きく改訂しています。逆にルフトハンザはプログラム改訂を延期しました。BA は措置の小出し。航空会社によって対応がかなり異なったパンデミックでした。
Flying Blue マイルの購入に最大100％ボーナス
10月18日午前 1時前に届いたメールです。
”Until 6 November 2022, receive a bonus of up to 100% when buying Miles. The more you spend, the higher your bonus will be.
When you buy 10,000 Miles, for example, you’ll receive a bonus of 5,000 Miles.”
文面はいつもとどこが違うのか分かりません。正確に追跡してはいませんが、マイル購入で最大100％のボーナスが得られるというキャンペーンは、大体３か月ごとに行っているようです。これだけ頻繁に行うと、キャンペーンがない時にフライングブルーのマイルを買う会員はいなくなるのではないでしょうか。
BA は Avios に定期購入制度を導入
一方、特典マイルの購入で風変りなことを始めたのが BA。メールは 10月19日午前 2時頃に届きました。定期購入契約をするとかなり安く Avios が購入できるという内容。プランは４つあります。
Voyager ( 20,000 Avios/年) 毎月 ￡19 で 1,667 Avios. 年一括払い ￡185.
Traveller ( 50,000 Avios/年) 毎月 ￡45 で 4,167 Avios. 年一括払い ￡455.
Explorer (100,000 Avios/年) 毎月 ￡89 で 8,334 Avios. 年一括払い ￡899.
Adventurer (200,000 Avios/年) 毎月￡179 で16,667 Avios. 年一括払い￡1,789.
契約期間は月払いの場合 3か月、年払いの場合 12か月で、中止しない限り自動更新です。
定期的に Avios を買って利用している方には朗報になるかもしれません。年一括払いでは￡1で111.8 Avios が買えます。Avios 単価は1.5円。羽田から島嶼部を除く JAL 国内線普通席は片道 7,500 Avios なので、11,350円で片道分が買えることになります。もちろんロンドンへのビジネスクラスやファーストクラスで利用すれば、ずっとお得に旅行ができます。
Subscription (定期購入) と言っているので、契約後所定の Avios が毎月アカウントに加わるのだと思います。そうだとすると急な旅の計画には対応できませんが、価格はかなり魅力的です。と言ういうのも、普通に 1,000 Avios 買うなどという取引をすると、Avios 単価が 7円を超えてくることもあるので。
細かい数字には対応できないとか、契約を放置しがちな会員が出てくるとかいう線が、おそらくこの低単価を支えるのだと思います。逆に言うと、定期購入で Avios を無駄なく使うためには相当な手間が必要になることが予想されます。
