追加で救済措置
フライングブルーが上級会員資格の更新に関する救済措置を追加しました。昨日17:20に届いたメールです。詳細説明のリンクはこちら。
https://www.flyingblue.com/en/landing-page/informative/new-measures?country=JP
日本語のページは意味不明。英語で読まないと理解できません。
次の 2条件を満たしている会員が対象になります。
- オーストラリア、中国、香港、日本、マカオ、ニュージーランド、ロシア、シンガポール、 台湾、ウクライナのいずれかに在住
- XP の積算期日が現在から2022年12月31日の間
以前の救済措置は 9月30日までに期限が来る会員だったので、延長措置とも言えます。対象地域は限られます。
困難の中、搭乗した会員にも配慮
会員資格の更新に関する特例です。ポイントは 2つあります。
- 期限までに更新基準に達しなかった場合、期限と共に XP はゼロにリセットされ、会員資格は1年間維持される。
- 期限までに更新基準に達した場合、期限と共に通常の更新が行われる。さらに、現在の積算期間の開始時 (=前年度からの繰越し) の XP が加算される。
例えば 1月1日から12月31日が XP 積算年度のシルバー会員が、12月31日に 65 XP しかなかったとします。この場合は来年度(2023年12月まで)もシルバー会員で、来年度は 0 XP から開始します。
同じ積算年度のシルバー会員が2022年1月1日に 40 XP あり、12月31日に 110 XP に達していたとします。この場合 1月 1日に 100 XP 減算され、一月以内に (前年度の) 40 XP が回復されます。つまり来年度は 50 XP からスタートすることになります。
生涯プラチナ会員を狙っている方は、継続年が1年更新されます。
今回の措置は(COVID という外的要因によって)搭乗困難だった会員の救済を意図するものです。しかし困難の中で搭乗、更新を成し遂げた会員にも配慮しています。
「会員レベル維持のためだけに搭乗を頑張ったけれど、更新には及ばなかった」という会員は、頑張った分が報われませんでした。もともと基準値に達するか否かで決まる世界なので、受けられる恩恵に多少凸凹が生じるのは仕方ありません。
航空会社による基本姿勢の違い
興味深い点を一つ見つけました。Q&A で
"What happens if my qualification period ends after 31 December 2022?"
( XP積算期間が12月31日より後に終了する場合はどうなるのか?)
に対しての回答が、
”Since the situation is still evolving, we will continue monitoring it closely and meanwhile discover more ways of gaining XP in 2022 here (https://www.flyingblue.nl/en/news/sustainability) page only available in English.”
(状況はまだ流動的なので、我々は今後もそれに注視し続ける (以下略))
だったことです。フライングブルーの場合、今後も救済措置がある可能性を排除していません。早々と資格基準の回復を宣言、各会員に連絡したブリティッシュエアウエイズとは対照的です。
最近 3日間のメールによるアナウンス(FFP関係) - バス代わりの飛行機
BA の方が上級会員への要求は厳しいということですね。