PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

BER テンペルホーフラウンジ

 

ベルリンブランデンブルグ空港のターミナル 1, 2 には、ルフトハンザの Business と Senator ラウンジの他、Tempelhof という雑居ラウンジがあります。BER 出発3回目にして初めてこのラウンジを利用することができました。

 

場所は巨大ターミナルの角という表現が適当。目立ちます。保安検査後左側に進んでいく限り、見逃すことはないと思います。(ルフトハンザのラウンジは、保安検査後右側。)

エーゲ航空は対象外。GW にアテネへ向かった時は利用できませんでした。今日はエールフランスで出発なので、堂々利用できます。

 

ラウンジはコンコースの上階にあります。階段かエレベーターでアクセスします。受付も上。ガラスの使い方が上手なのか、ここに至るまでに清潔感と空間の余裕を感じます。

中は比較的広く、受付+階段・エレベーターを中心とした回廊型の空間を仕切って利用しているようです。

 

ここにもいました。

 

係員の数は十分。客の食べ散らかしをすぐに片づけに来ます。そもそも空いています。

 

下の写真で、左手奥が受付を仕切る壁。右手に食物置場の通路(左右に置かれる)。正面は高いチェアとテーブルでカジュアルな雰囲気。

 

この4つの(テーブル+3つチェア)の裏側は、以下の通りになっています。主役はパン三種で、奥にワインがあります。

 

白ワインは。墺産 Grüner Veltliner のスパークリング、Touraine の sauvignon blanc、Alsace の pinot blanc がありました。ドイツ産も Riesling もなし。魂を売り渡したのかといわれそうな品揃え。

 

午前中だったので、赤には関心が及びませんでした。ろくにチェックしていません。なおグラスはルフトハンザ特製です。大量一括納入の一部を分けてもらった感じですね。

消費者目線では、このグラスは欲しくなります。

ワインの先は通路があり、その先にも小さい台があります。そこはハードリカーの世界。朝からいろいろ飲んでいる客もいます。

手前の柑橘類は「カクテル用でも、生食用でも」という意味だと思います。

 

これらと向かい合った食物台は、サラダ、ヨーグルト、ペーストの類、

コールドプレート

 

と、ソフトドリンク、

 

さらにホットプレートも並びます。

サラダと3種の温料理の鍋は12:00に登場しました。朝の鍋はスクランブルエッグと豆のトマト煮です。

 

サラダの内容をさらに詳しく知りたい人のために写真を撮りました。

 

鍋の内容をさらに詳しく知りたい人のために写真を撮りました。

 

この空間から奥左手に入った場所に、甘味系食物とコーヒーメーカーが備え付けてあります。

飲食物については以上。

 

セネターラウンジとの比較では、勝ることはあっても、劣ることはないと思います。

 

椅子も多様です。高いテーブルは紹介しましたが、普通の4人掛けダイニングテーブルもあります。

 

カフェにありそうな丸テーブルは2人掛けまたは3人掛け。

これまで紹介した3種のテーブル椅子が飲食用を想定したものでしょう。これらは食物置場の近くに配置されます。

 

これらの「飲食スペース」の奥には、ソファーやテーブルが余裕をもって配置されます。

設置者は明らかに使用用途を分けたいようで、半開きのカーテンでこれらの空間を飲食場から分割します。もちろん搭乗客はだらしないので、どこでも食べまくります。手にしたものを口にしながら餌台を徘徊するホモサピエンスもいました。ドイツでも時々見かけますね。

 

この種のだらしない連中をなるべく避けたいなら、受付の左側の諸空間の方が(食い物から遠いためか)落ち着いています。

ソファーが余裕をもって配置されており、見晴らしも大変よく、かなり上等なラウンジです。

 

とにかく片付け・清掃が素早いため、他人の食べ残しを目にすることはあまりありません。こういう点が気になる人には最高レベルのラウンジだと思います。

 

搭乗客はあまりこのラウンジには関係ないだろうと思われるイージージェットがこの空港で幅を利かせていることがよくわかります。

このラウンジは、2022年末の時点でプライオリティパスには対応していません。

さらに奥には弛緩スペース。

食べ物から遠くなるにつれて、静かになるよう工夫が見られます。

 

ちなみに人の往来が一番激しいだろう食物周りに、Silent Lounge という表示がありました。意味は漠然としています。実際は犬が吠えているラウンジでした。

世界中には電話で話をするのはおろか、自分のために再生音楽をかける連中もよくいます。マナー喚起でしょうか。

 

この注意が効果的かどうかは分かりませんが、このラウンジは比較的静かでした。何度も繰り返しますが、片付け・清掃が頻繁に行われる点は特筆もの。さらには空いています。「当たり」という印象が持てました。