PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

5月も終わり

 

今日で 5月が終わります。FFP (Freqent Flyer Programme) の会員資格を持つ者は、年間の搭乗実績が気になる頃合い。暦の 1年間で搭乗実績を量るプログラムが多く、会員も年末までの予定が朧気ながら見える時期だからでしょう。6月 1日の燃料サーチャージ値下げを見すえて様子見していたため、航空券購入前に実績の整理が必要という会員も多そうです。

 

個人的な状況を説明すると、

 

エーゲ航空 Miles + Bonus は、2023年11月-2024年11月期の Gold 会員資格を維持する搭乗については発券済み。夏前に資格延長の予定です。さらに2024年11月-2025年11月期についても近い未来に発券ベースで片付く見通しです。

 エーゲ航空オリンピック航空に 4搭乗すれば、スターアライアンス各社の搭乗も合算して 12,000 マイルで Gold 会員が更新可能です。しかも前者については、エコノミークラスの航空券予約時に少額の追加料金でマイル積算率を 166 %にできます。(全路線が対象かどうかは未確認)さらに 500マイルごと最大 3,000 マイルまで購入できる制度があり、年一度ギリシャ渡航するつもりなら更新は容易。

 一方で昨年大改悪があり、エーゲ航空オリンピック航空の 4搭乗が無ければ、スターアライアンス各社で年間 60,000 マイルの搭乗が必要となります。この基準では魅力的なプログラムとは言えません。それに加えてパンデミック中に東アジアの Gold 会員は減った可能性が高く、もはや注目されることがないと考えられます。

 

ブリティッシュエアウエイズ Executive Club は Gold 会員で変更なし。ワンワールド・エメラルド会員の特典はスターアライアンス・ゴールド会員、スカイチーム・エリートプラス会員より明らかに充実しているので、個人的にワンワールドの旅行が得なはずです。しかし現実にはワンワールドへ傾倒することはありません。タダで手に入るモノは有難みを感じにくいという原理が働いているようです。むしろ搭乗実績が気になり、スターアライアンススカイチームへの関心が高くなりました。このようなメカニズムが一般的ならば、FFP におけるライフタイム会員制度は航空会社の負担をそれほど増やさないことになります。

国内線での移動も JAL 利用に比して ANA 利用が明らかに増えました。

 

エールフランス Flying Blue はおそらく Silver 会員継続となりますが、不確定要素がいくつかあります。

 基本的には、スカイチーム・エリート会員の特典が充実しているため、Silver 会員が得だと考えています。FF としてハッタリを利かせたいという欲求が亢進したら、「何としてもプラチナ会員!」となるかもしれません。そちらの方がブログ維持には好都合ですが、可能性が低そうなので残念です。

 

他の方々の搭乗状況に関する雑感を追ってみると、今年は全般的に低調な様子。SNS にはあきらめ気味の発言が多いのですが、慎重な人たちは毎年こういう調子なので印象の通りではないと思います。景気の良い話を見かけないことが気になっています。COVID が一段落して FFP 会員資格に関するキャンペーンがほとんどなくなったためか、大きなポイント・マイルを稼いだという報告は一切見ていません。

 例えば今年の JAL は長年恒例の 5,000 FOP のゲタ以外は、2月20日~4月10日に行われた KIX, ITM 着発国内線の FOP 2倍キャンペーンだけではないでしょうか。

JAL の FOP 2倍キャンペーン - PECHEDENFERのブログ

COVID 前と比較すると航空券も高くなり、FFP 会員資格の維持を妨げます。冬の時代に突入した感じがします。

 

一方で明るい話題は、JAL がダイヤモンド・メタル会員を制度化したこと。

JAL メタル会員が制度化 - PECHEDENFERのブログ

ANAJAL 共に 150,000 マイル級の会員資格が最上となりました。ANAJAL 双方のプログラムで最上級会員になる「紫マシマシダイヤモンド」達成の報告を聞くことが 2023 年後半の楽しみになっています。