バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

始動した ITA

機体の塗装が話題になっている ITA。

https://m.facebook.com/itairways/?fref=tag

生まれてくる赤ん坊の顔を早く見たいというセンスに近いのでしょう。こういう画像は話題になり、アクセスを集めることができるので、一般的に言うと情報の確度はやや劣ります。

 さてその新会社 ITA、10月 15日朝、ついに初フライトを迎えました。初便は1637便。ミラノ Linate 発、バーリ行き。早着でした。幸先の良い船出と言ってよいかどうかは分かりません。

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ほぼ同時に ITA によるアリタリアの商標購入が 9千万€になると発表されています。全体の手続きの流れの一部であり、アリタリアの営業終了と ITA の営業開始時期にこの発表が重なったのは、偶然ではないと思います。

Avec ITA, Alitalia renaît de ses cendres | Les Echos

 

今後アリタリアブランドをどうするかに関しては、2つの可能性が示唆されています。

 

(1) ほとぼりが冷めるのを見計らい、ITA はアリタリアに社名変更する。

(2) アリタリアが第三者に利用されないよう購入したので、永遠にお蔵入り。

 

(1) だと史上まれにみるほどのカラクリを要した航空会社リストラという結果になります。(2) の「永遠」は言葉の綾で、現時点で再利用する見込みはないと本気で考えているという意味。10年後程度を見込んで、旧名復活するつもりなら (1)と(2)の中間ぐらいの結末です。

 名前の購入で 9千万€の公金導入については、いろいろ言われそうです。しかし結局アリタリアの後始末に使われるので、これまで長期にわたりジャブジャブと流し続けた資金にハンカチ一枚上乗せされる程度。

 

なお 9千万€ の名前の行方と関係あるかどうかわかりませんが、上記の ITA 初フライトの記録では ICAO コードは ITA であるものの、IATA コードは AZ です。つまり ITA はアリタリアのコードを引き継いでいます。ちなみに旧アリタリアの ICAO コードは AZA でした。

 

やはりアリタリアという名が、近日中に復活するのでしょうか。イタリア狂騒曲です。