PECHEDENFERのブログ

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COVID19:入国に際してまだ制限がある国、なくなった国

 

日本人が渡航する場合

COVID に関する防疫体制は各国異なります。それに関する制限により渡航が可能になるかどうかは程度の問題です。そして渡航者の条件によっても異なります。

 

一般的な渡航者の場合、ワクチン接種済みか未接種かにより、渡航可能性が変わります。このことに関しては、トルコ航空のサイトが良くできているように思いました。

Map of Travel Rules of Countries | Turkish Airlines ®

 

 

このブログの読者なら、ワクチン接種完了に該当すると思われます。そうした方には、渡航可能な世界は以下の通りになります。

日本人が良く行くだろうと考えられる国では、中国は相変わらず観光旅行は不可能です。到着時の隔離が必要な国は、地図で分かる限りではアフリカにしかありません。

 しかしながら(陰性の)検査結果を必要とする国は残っています。例えば、

 

インドネシアミャンマー、インド、バングラデッシュ、ネパール、チュニジアケニア、チリ

 

等が該当します。海外から日本旅行する場合、日本もこのカテゴリーになる場合が多いようです。これ以外は、日本人が渡航する大部分の国が2020年3月以前と同じ。つまり検疫による制限は事実上ありません。

 

ワクチン接種が完了していないと様相が異なります。

まず中国同様に渡航不可のところが出てきます。日本人に人気がある渡航先では、

 

アメリカ合衆国インドネシアミャンマー

 

が該当します。アメリカはワクチン接種完了か否かで、防疫なしと渡航不可に区別しました。その他の場合でも防疫による制限は一段階上がる国が多いのです。

 

ラオス、フィリピン、ブラジル

 

などは、ワクチン接種者には制限なしである一方、接種未完了者は入国に際して検査陰性が必要となります。

 

なお接種完了の条件が国によって異なることには注意が必要です。

 

国、社会のレベルで考えると、ワクチン接種は望ましいのですが、個人レベルでは健康被害が起きることもありうるので、個人の判断に委ねるという思想が正しいと思います。しかし移動制限を受けるのは仕方のないことでしょう。

 

なおこのトルコ航空のサイトでは、渡航先を検索すると詳細情報が出現します。旅券、ビザの情報もあります。また世界中の国を出発国にして検索することもできます。

 

日本人の帰国2022年

日本人が帰国する際の検疫体制は、2022年中に

 

国内施設での数日間の隔離

帰国前の(渡航先における)PCR陰性証明

MySOSの利用

Visit Japanの利用

 

と遷移しました。それぞれの段階で厳格な運用から、形式だけの運用に徐々に変わって、次の段階へ遷移しています。国の態度は慎重だったと言うことも可能ですが、そこまで丁寧に行うことに意味があったのでしょうか。国内外での感染の波が考慮されたようには見えません。結局、国内の感情レベルの問題が最重要だったと結論できそうです。何だかなとも思わないでもありませんが、推進派と慎重派の対立と綱引きで社会が不安定になるより良かったのかもしれません。

 

航空券価格は

今のところ、日本発の料金はあまり下がりません。そもそも格安航空券を販売しないようです。想像ですが、就航便の数が今だに少なく、格安航空券を売って収益の上乗せを行うレベルになっていないのでしょう。国際線による往来が2020年3月以前の水準に戻れば、格安航空券も広く販売されるようになると思います。

 ただし燃料サーチャージは史上最高水準ですし、世界的な物価高の影響もうけそうなので、格安航空券も以前よりは少々高くなるはずです。メディアでは円安が記録的だとしばらく騒いでいましたが、これはドル高が記録的だっただけで他の通貨に対しては自明ではありません。ただし世界は決して円高ではありません。

 なお現在、片道で買う場合と比べて、往復で買っても割引はないことが多いのです。つまり

・片道は特典無料航空券が利用できる

・外国発券を始める

場合、(相対的に)有利な状況です。航空券が高いなら高いなりに、いろいろと工夫のしがいがありそうです。