PECHEDENFERのブログ

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JAL 新ステイタスプログラム 2月の予想の答え合わせ

 

2月に2つの記事で JAL の新しいステイタスプログラムに関して、予想を行いました。

JALの新ステイタスプログラムを予想する(その1) - PECHEDENFERのブログ

JALの新ステイタスプログラムを予想する(その2) - PECHEDENFERのブログ

 

自分は自動的に参加することにはならない (必要クレジットカードを持たない) ので、完全なる他人事。無責任かつ自由に想像でき、的中への興味でも邪心は働きません。ようやく昨日詳細が発表されたので、2記事の予想をまとめて答え合わせします。

 

各種サービス利用実績算出方法について

国内線を回数、国際線を距離で評価する

これは的中国内線は路線維持が国家レベルで重視され、規制が多いことを示唆します。JASJAL の合併の影響がまだ続くと考えて良いかもしれません。

回数評価によるポイントと距離評価によるポイントは合算する

これも的中年月と共に複雑化した JGC を単純にするだろうと思っていました。言わば定石。

1回の国内線搭乗は、800~850マイルの国際線搭乗に対応する

ハズレとします。少なくともプログラム開始時は、国内線 1回搭乗は国際線の 1,000 マイルと同じ評価になりました。想像以上に国内線は収益が高いようです。もっとも計算を簡単にするためという配慮かもしれません。

(ショッピング・プレミアム付) クレカ200万円単純決済= 国際線10,000 マイル分

これが的中したのは小さな驚き。JAL Life Status プログラムでは、クレカ利用20万円で獲得する 2,000 マイル毎に 5 pt。国際線 1,000 マイル搭乗毎に 5 pt なので、レートは予想と一致。

クレカ利用によるポイントには上限

これはまだ不明。原理的に JAL カードの利用上限は小さいのでいつも的中になってしまいます。それゆえに Life Status プログラムで新たな設定は必要ないかもしれません。

環境事業への貢献は金額当たりのポイントはクレカ利用の場合の2~4倍

これもまだ不明。

JALに近いショッピングでのクレカ決済でも<1.5倍

これも詳細がまだ分かりません。

住宅ローンがステイタスポイントを多く溜めるには有効

これもまだ分かりません。

 

会員基準と特典の予想のまとめ

亀タグ事業の紺、緑、茶、赤、黒、最上位の6段階に対応する会員レベルが設定

これも的中しました。結局 JGC Life Mileage を元に発想するはずという予想が当たりました。JGC を中位に持ってくることは示唆されていましたが、その下のレベルが到達しやすいことは想像していました。

JGC生涯マイレージの亀タグ会員は現タグ基準以上の搭乗実績は新ステイタスポイントに換算され、次の段階のトラックに入る

部分的に的中というよりハズレ?現☆の数を下回らないように換算レートを決めたようです。

各レベルの基準は、搭乗回数や搭乗マイルだけで達成する場合の2倍必要になる

ハズレ。せいぜい1.2倍程度。

特典は以下の通り

  30万マイルレベル:サクララウンジ利用クーポン

  50万マイルレベル:サクララウンジ生涯利用資格

  100万マイルレベル:JGCへの招待

  150万マイルレベル:JMB 特典マイルの有効期限の廃止

  200万マイルレベル:5スター会員の特典

  400万マイルレベル:最上位会員の特典

  50万マイルレベル以上の数か所で JMB 特典マイルやアップグレードクーポン贈呈

派手にハズレ特典は JGCJGC Life Mileage から拡大しているとは言えません。そして内際合算とクレカ利用合算により、到達は全般的に易しくなっています。

 

重要な構造は筋道立てて推論できたので、たいてい的中しています。特典とステイタスに対して、要求される利用実績は意外と少ないことに驚きました。この点は大きく外れています。

 

Life Status vs. Lifetime Membership

新しい JAL Life Status プログラムは、ほどほどに旅行し、その時 JAL ばかり使うなら参加して損はないと思いました。クレジットカードの年会費は、今のJGC時代よりサブスクリプションの費用としての性格が強くなります。逆に言うと、今 JGC でもないのにこれらのクレカ会員になっている人たちは、特典が相当増えます。

 

ただし全てのJMB会員が新たに参加したくなるようなプログラムにはなっていません。ワンワールド他社でライフタイムエメラルド会員になっている JMB 会員には、すでにかなりの特典を無料で提供されています。JAL Life Mileage でたとえ上限 (=☆☆☆☆☆☆) に到達しても、特典にカード年会費の価値を見出だすのは難しいと思います。情緒的な部分に年15,950円以上出費するには抵抗があります。もっとも制度設計する時、そんな珍しいケースまで考慮しろというのは酷な話で、無視も仕方ないと思います。