ライフタイム・メンバーシップの特集は一時中断して intermezzo。
久しぶりのANAと今回得た情報
海外FFPの会員資格の更新に ANA の国内線が使えるけれど、予約クラスがすぐには分からないという問題。この問題の解決に向けての自分なりの第一歩。運よく移動を要する用事ができたので、その機会に調べてみました。路線は HND-ITM。直前に購入したので、VALUE 1という一日前まで購入可能な航空券で、変更不可の中では高価な買い物。
久しぶりの ANA。小牧で降りた YS-11 以来...は嘘ですが、10年ぐらい乗っていない気がします。しかしこれも気のせい。調べてみたら、前回の搭乗から2年経っていません。いろいろなことが起きすぎていて、平和にピョンピョン飛んでいた時代が遠い昔に思えます。
事前改札を除くと最優先に搭乗する Group 1 をゲット。スターアライアンス・ゴールドの威光ではなくて、座席位置の問題。
搭乗券下方に表示される FARE は V から始まります。予約クラスは V かと喜ぶのも束の間、後日アカウントを確認したところ T でした。
V ならば 100 %、T は 50%しか積算されません。日本の A3*G 会員にとって、重大な事実。ANAの国内線搭乗だけで *G を更新するなら、エーゲ航空よりトルコ航空の方が容易になりそうです。もう少しいろいろな運賃を試してみないといけません。
ヒラ子のトークは見られず
大して関心のないラウンジはスキップ。機材が B787 であることを確認後、搭乗順番に素直に従い、機内へ移動。新鋭機材で個人用モニターがありません。
ヒラ子とかいう ANA 発のピン芸人が話題になっていますが、オリジナルビデオが視聴できず、残念です。個人用モニターが無いなんて、SDGs に色気でも出しているのか?との疑惑がむくむくと...。
しかしこんなガラガラで飛ばしたら、モニターを省略して軽くしても効果はありません。そもそも座席の下の金属製の箱は何のためにあるのですか?
ヒラ子も芸を磨き、ビデオ目的に客が ANAに集まるようになって一人前。そうなればいつでも外で活躍できます。ANA もシリーズ展開して、人気を下支えするのがよろしかろうと思います。何はともあれ良いニュースが少ない中、大型芸人の誕生を歓迎したいと思います。
などと妄想がよぎっているうちに、笑都大阪に到着。
ガラガラだったのにもかかわらず、後方キャビンの客はアナウンスがあるまで、座って待っています。降機の様子は、JAL より断然秩序だっています。確かに ANA の乗務員は指示がやたら多いのですが、これだけ行儀よくできるならうるさい注意も価値があります。
小学校の遠足さながらに「ああしなさい、こうしなさい」と指示されても well-mannered になれるなら、ANA のキャビンを選択した方がよいと思います。マナーは訓練で身につき、場所が変わっても自然と出てくるものだからです。
搭乗を終えて
しばしば指摘されますが、客層が JAL と ANA で大きく異なると思いました。ANAの方がお行儀がよいと言うか、「自分の空間にしっかり収まっている」印象を受けます。
もっとも JAL は前方のキャビンばかり使うのに対して、本日は後方キャビン。その差が出たのかもしれません。
周囲環境に依存せず、負のオーラを放つ人間を JAL では時々見かけますが、ANA にもいました。例えば従業員には敬体で会話ができず、その他の人間には必要になっても会話そのものができない乗客です。40代以上の男性で外見が特徴的。暗澹たる気分にさせるこうした搭乗客は、JAL にも ANA にも等しく存在していました。たぶん出張なのでしょう。使い走りとは言え、企業の駒こそが頻繁に搭乗する客。国内線を支える重要な類型には違いありません。
B787 は静かです。数年前 B777 で翼後方のキャビンの窓側席に座った時の体験と比べると、天と地の差があります。A350 は計測上さらに静かということですが、この機材はマレーシア航空の前方キャビンしか利用したことがないので、比較できません。
赤ん坊の泣き声を気にしない人で降機時に時間の余裕があるなら、後方キャビンは快適です。
「×××に行けて、△△△もついて、実質〇円!」系のネタを堂々と提供する ANA 。
たまに乗るととても新鮮。すっかり日本の霊感に打ちのめされました。