PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

今年の会員資格維持と来年の見通し

 

AFフライングブルー (→)

私の搭乗券には、フライングブルーの会員番号の前にエールフランスを表す AF の2文字が印字されます。AF-KLM合併に伴う会員プログラムの統合から17年経ちますが、それ以前の会員履歴を表示していることになります。Flying Dutchman や Frequence Plus からの移行組ではない(2005年以降に入会した)会員にも KL とか AF とか印字されるのでしょうか?もしそうだとすると、それは何を元にして決められたのでしょうか?

 

というクロニクルな疑問はさておき、パンデミック中はシルバー(S)会員のお情け更新が 2回ありました。2022年4月、再び海外に出られるようになり、今年は S会員をほぼ自力で更新。さらに10月に追加された特例措置

フライングブルーの会員資格救済措置2022年12月まで - バス代わりの飛行機

のおかげで、来年は下駄を履いた S会員としてスタートできます。とりあえず S会員の継続は楽勝模様で、ゴールド (G) 会員に復帰するどうかは気分次第。

 

ただ現状では、

- 欧州内のビジネスクラス利用が XP 獲得の効率が高く、

- S会員(スカイチームElite会員)は優先待ち、優先搭乗、手荷物追加の特典がある

ことから割が良いのは S会員。G会員との差はマイルの加算率が 7/6 倍になること、ORY-CDG 間移動のバスが無料になることぐらいです。ビジネスクラス利用ばかりなら、ラウンジアクセス特典の有無は関係ありません。

 スカイチームで別の FFP を利用する気は起きないし、フライングブルーでライフタイムプラチナ会員を目指すほど野心的でもありません。

 フライングブルーには雲上人 JAL メタル会員に匹敵する Ultimateという会員レベルも存在します。雲上人に遊んでもらうにはこの会員に到達する手もありますが、日本在住ではハードルが高いのです。ちょっと不可能。

 

マイレージ的には今後も中途半端な XP と中途半端なマイルを獲得する線が濃厚です。

 

 

A3マイルズ+ボーナス (→)

2014年 3月から途切れなくゴールド(G)会員を続けるエーゲ航空。すでに11月、新しいマイル積算トラックに入りました。

 エーゲ航空は地域航空会社であり、グローバルな視点を持ちません。COVID 騒動に対する措置は欧州の運航状況への対応でした。このためアジアの会員は、困難に直面。個人的には針の穴に糸を通すような気分で A3 の 4搭乗と規定マイルをクリアして、2022年11月から 1年間 G会員を延長。運が良かったとしか言いようがありません。なお2023年11月からの 1年間の会員資格に関しても、必要な搭乗はすでに発券済み。楽観しています。

 G会員連続10年達成には楽観的ですが、何があるか分かないので、油断は禁物。COVID だって完全に想定外の出来事でした。

 

なおエーゲ航空の G会員はスターアライアンスでゴールド(*G)会員。A3*G を落とすと、ANASFC 会員に遊んでもらえなくなります。緻密な計算はことのほか重要。

 

 

BAエグゼクティブクラブ(↓↓

ブリティッシュエアウエイズの会員資格について。5年以上連続保持したゴールド・ゲスト・リスト(GGL)会員から脱落します。そして平ゴールド(平G)会員になります。COVID 騒ぎで 2020~2022年間は BA 4搭乗/年を果たしておらず、お情けの更新が続いていました。つまり 5年連続と言っても自力で GGL 会員を更新したのは 2回。お情け更新も 2回というという体たらくでした。

 平Gの到達は比較的容易で、日本の会員は随分多いはず。平凡すぎて雲上人には見向きもされません。厳しいワンワールドの階級社会です。3月以降はきっと「平エメ?あっち行け、ペッペっ」となることでしょう。

 

GGL の維持には執着が必要です。長年続けると視野が狭くなりそうでした。その前にケリをつけ、違う道に迷い込むのが良さそうだと、決心しました。

 ワンワールドとのおつきあいは、平エメラルド会員程度かそれ以下になることは避けられません。

 

 

総じて言えば、上級会員制度自体に魅力が無くなりつつ昨今のメジャーキャリア。そろそろ見切りをつけ、方針転換を図るべき頃合いかもしれません。来年末は判断を強いられそうです。

 

アコーALL (↺)

ラウンジと名づけられた××場はもちろん、プールという××場、大浴場と呼ばれる××××場にも関心がない Pechedenfer には、こうした設備の維持のためにプレミアムの宿泊料金を支払うことは馬鹿げています。ルームサービスはあると便利ですが、稀にしか使いません。朝食は不要です。個人的にはこういう宿泊パターンなので、言葉だけの「高級」を標榜するホテルチェーンより、アコーのような実質重視のチェーンの方が選択肢が多く、便利なのです。

 

2022年の夏までは「何とかなるかな」と漠然と考えていたゴールド(G)会員の更新。10月に入り、年末までの宿泊数が25、6になることが見えてきました。資格更新のために無理に宿泊するのは芸がありません。G会員継続は諦めました。

 来年早々に 90€/年の Ibis Business Card を作ります。Ibis は部屋の使い勝手が良く、良く泊まるので、ALL の G会員資格が付帯していなくてもこのサブスクリプションに経済的合理性があります。例えば2022年は一泊最大190€、最低50€と幅広い ALL の利用でしたが、Ibis は70~90€。ここに12~13泊するなら、宿泊料金の10%引の特典でモトが取れるのです。昨年の実績でも節約ツールになっていました。作らなかったことに対して反省が必要なぐらいです。