PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

15: divers

利益を生む路線の世界ランキング

OAG自身が作るランキング 儲かる路線のランキングというものが、OAGにより毎年集計されています。輸送密度、混雑状況、売り上げなどなら、ありふれていますが、輸送密度xプレミアム料金でランキングづくり。これは利用者のために作成したのかもしれません。…

カオスになってきた会員種別の命名

構成要素の命名 あるシリーズやサイクルを作るなら、その構成要素に名前が必要です。有名な PDCA サイクルを例にして説明します。これは生産などに適用される継続的な改善方法で、P = Plan, D = Do, C = Check, A = Act を意味します。 ここで見逃されがちな…

最近の「痛い」ニュース

カンタスの新サービス:優先降機 上位キャビンの客および FFP 上級会員を対象とした優先搭乗(priority boarding, embarquement prioritaire)は、レガシーキャリアのサービスとして一般化しています。優先搭乗と対になる単語は優先降機(priority landing, …

ルフトハンザが旅客便運用をやめた齢 83 歳の機材

機内誌に見る意外な機材 ルフトハンザ航空の機内誌を見て、気になったことがある人が多いと思います。保有機材のページです。2018年12月号でも見られました。 右下に掲載される小さな機材。この図は、相対的な機体サイズを保って描かれているはずです。CRJ90…

長い列を作り優先搭乗を待つ人たち

日本人旅行客は目にする機会が多いと思います。優先搭乗を待つ人の列です。JALとANAは上級会員が多いため、形成されやすい傾向があります。特に関東には多いらしく、羽田の JAL、ANA の出発ゲートでは長蛇の列が形成されます。 航空会社は定時出発を確実にし…

機内エンターテイメントの整備

機内エンターテイメントシステムは、新機材の導入、新ビジネスクラスシートの導入のように耳目を集めるような出来事は起きにくいのですが、着実に進化する分野でしょう。 機内エンターテイメントは Wifi 経由に? レガシーキャリアの長距離便では、思いつく…

平成に起きたこと

平成は1989年1月8日から2019年4月30日まで。30年間にも渡る時代となり、後世の歴史学者、歴史愛好家には結構な分量の出来事を残したはずです。一つの時代の終焉に臨み、当ブログも retrospective な記事を書かないわけにはいきません。もちろん航空旅行に関…

航空会社に由来する客の損害が多い時代

利用客は損害を受け、誰も保障する必要がないという話です。社会構造の変化が遠因にあり、客は丸損という事態が増えている気がします。 破綻、身売り、解体 etc. 航空業界が規制に縛られていた時代、換言すると国家の庇護にあった時代は、航空会社自体の変化…

飛行機旅行はワイン初心者には格好の足掛かり

新年度一週目は見事に忙殺されました。覚悟はしていたものの、仕事の配分を相当考えないといけません。何か良い手はないかと、思い悩む事態に。いろいろ面倒くさくなってきて、全て放り出してしまいたい気分で書く飛行機旅行 x ワイン。またか、です。 ワイ…

ワインリストに表れる相場とメッセージ

再びワインの記事。個人的には大して面白くないテーマでも少しは役立つ記事を書いた方が良いと、考えを改めています。今日のテーマは 機内ワインならではのアドバンテージ および ファーストクラスとビジネスクラスのワインの違い です。 場にふさわしいワイ…

ANAプレミアムメンバーサービスに「ブルーダイヤモンドサービス」の追加

par Poix Sonde à Vryl 4月1日、ANAは最上級会員サービス「ブルーダイヤモンドサービス」を開始すると発表した。ANAによると、頂点を極める顧客への新たなプレミアムメンバーサービスとのことである。 世界最高の「5スター」評価を6年連続で獲得している …

アスリート枠採用を開始した日本航空

par Lepoisson Davrille, envoyé spécial 日本航空(JAL、9201)は4月1日に行われた入社式で、アスリート枠で採用した12人の新入社員に向けて会社の期待を述べた。 新幹線は路線網拡大と速度向上を続け、航空会社のシェアは縮小する一方である。日本航空も…

機内、ラウンジでのワインの注文方法(その3)

航空会社別ワインの注文方法の2番目は、新大陸ワイン生産国。自国で大規模生産する農作物ですから、航空会社のお膝元でも相当消費されます。国民は日常的に情報に接しているので、それなりに詳しくなります。しかしながら自国のワインについての知識は多い…

機内、ラウンジでのワインの注文方法(その2)

ワインの呼び方における歴史の影響と航空会社の現状を俯瞰した後は、実践あるのみ。航空会社別ワインの注文方法と注意点です。以降、多少の例外はものともせず、大胆に公式化します。理解しやすさを優先した結果です。 航空会社は4つのカテゴリーに分類しま…

機内、ラウンジでのワインの注文方法(その1)

世に期待されること? 皆さんは、ご自身のブログやツイッターをブックマークしていますか。Pechedenferは自分のブログを表示するのに、Google からアクセスします。その検索画面は、最近こんな感じで表示されます。 ここで素朴なというより、当然の疑問が浮…

5周年

Le Mondeを見ていたら、良いニュースを見つけました。 En Afrique, la pratique du français est en progression 2014年から2018年の間に、仏語話者が10%増えたという話。この間、世界人口は 5%の増加。つまり仏語は通用する確率が上昇したわけです。 日本…

航空各社は客を何と呼ぶか

客を話題にする時、従業員が使う隠語(伝説のUUUとか)の話ではありません。客を呼ぶ時、名前の前に付ける敬称の話です。 航空券をウェブサイトで購入する時、氏名入力が必要です。氏名の前に敬称が入りますが、ふと調べてみたら、敬称の選択肢は航空会社に…

巧妙なアメックスと21世紀の太鼓持ち(その2)

Votre Excellence, Monsieur le lèche-bottes, 靴なめ、尻なめがアメックスの気に召すと、ポイントが下賜されます。しかしこのポイントには、上限が存在します。よく理解できない話です。カード毎に年間 200,000 pts(SPGカードでは 600,000 pts)と伝わって…

巧妙なアメックスと21世紀の太鼓持ち(その1)

太鼓持ちというやや古い日本語があります。金持ちの宴席に伴い、おべんちゃらを使い、芸も見せて宴を盛り上げる業務およびその業務に従事する者(♂)を指します。今日のキャバクラ嬢(♀)のような身分になるのでしょうか。現代では意味は転じ、有力者(金持…

アナクロ?

Business Travellerの Asia Pacific版1月号に、この雑誌の前編集者である Tamsin Cocksが寄稿していました。表題は "Sexism in the sky" 。ちなみにこの方は女性です。時代が移っても、あまり変わらない航空会社の体質に対する意見でした。 1960年代まで戻…

Pechedenfer はどんな人間か

arealme.comというサイトがあります。いろいろなテストや占いが用意されているサイトです。そして結果は「あなたの✖️✖️は、〇〇」という風なことが分かるようになっています。 https://www.arealme.com/ 占い系は当然そうですが、能力テスト系も「当たるも八…

2019!

Wir wünschen Ihnen allen ein glückliches neues Jahr und viele angenehme Flüge mit ( a ). 1. Stewardessen im Minirock 2. Stewardessen ”ohne Ärmel” 3. blauen Piloten 4. einem guten Futter

今年の自分を振り返って

1年のブログ維持を振り返って、反省してみます。 自分で一番気に入った記事 これは秋分の日の山形市滞在記。 pechedenfer.hatenablog.com 滞在といっても12時間以内です。観光目線での訪問は初めてでした。驚くような発見がありました。先入観なしでよく知…

ちょっと言葉について

ブログを続けるにあたり、恐れることは言語の誤用です。一番多いのは編集ミス。消去、上書きしたところ、活用語尾の文字が残っている、足りないが典型的な形です。続いて誤変換。こういうものは、再読すれば大体見つかります。 はるかに重大な問題なのにもか…

シャンパンのグラスとサービス

今はツイッターでも活躍されていますが、元々ブロガーとして著名な teppei101 氏。当ブログもご本人からコメントを頂いたりと、ご支援いただいています。その有名人の最近の tweet に触発され、いろいろと思い出し、イライラしてきたので記事にします。イラ…

Marriott-Starwoodの個人情報漏れ

スターウッド系ホテル利用者の個人情報漏洩について、アメリカで続報が出ています。 驚きの犯人像 2014年以降スターウッドホテルの予約をウェブサイトで行った者の氏名、パスポート番号、電子メールアドレス、誕生日、性別、住所が盗まれた事件。5億件とい…

個人的に2018の10大ニュース(その3)

今年は、会員プログラムの改悪が目立ちました。一方で空港の新規計画、航空会社の新規サービスには景気の良い話もありました。残り5つはまとめて紹介。 (6) Flying Blue 改悪の実施 不思議なくらい噂の期間は長いものでした。ついに昨年11月に公にされ今年…

個人的に2018の10大ニュース(その2)

主観に基く今年の 10大ニュース。続けます。 (3) A380の運用に新しいフェーズ 今年の9月19日、ANAがお買い上げの A380-800 がフランス Toulouse から、ドイツHamburg へ「初飛行」を行ったことが報道されました。 L’A380 d’ANA prend son envol | Air Journa…

個人的に2018の10大ニュース(その1)

12月になると、キリスト教徒であるか否かにかかわらずクリスマスを迎えるための大騒ぎにつき合わされます。大都市なら、地球上どこでも状況は似たようなもの。商店も頑張りますが、もっと頑張るのが教会。数多い不届きな信徒を典礼(礼拝 etc.)に集めること…

アポストロフィ "s"

読み返すと、今回は英語の話になっています。得な情報はもちろんのこと、航空関連の新しい情報も掲載できていません。 アライアンスで共通化?:変な表現 違和感を感じるという声が多かったANAのコピー JAPAN'S ONLY 5-STAR AIRLINE は、今年 JAL が同じファ…