PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

01: AF

Air France-HOP ! の年間購入サービスあれこれ(その2)

前の記事は主に HOP ! の客をターゲットにした割引カードの話でしたが、アップロードしたとたん、次のニュースが舞い込んできました。 www.latribune.fr HOP ! という単独のブランドは無くなり、Air France HOPと改称されるとのこと。1月の JOON の記事 エ…

Air France-HOP ! の年間購入サービスあれこれ(その1)

Air Franceは近距離路線の多くを HOP ! ブランドの下、運航しています。フランス国内線、欧州線のうち、採算をとるのが楽ではない路線はこちらにお任せ。パリ ORY、リヨン LYSがこの会社のハブ。比較的便利な空港を使い、コストを削減、LCCを敬遠する層がタ…

AF1301:MAD-CDG ビジネス

刺激的な3レターコードは、Madrid Barajas空港。市内との間には地下鉄が通じています。節約派には嬉しい空港。ただし初めてこの空港に着いて、地下鉄利用すると 7 EURも請求され、驚くことになります。 ・空港も含めた市内主要部は一律 2 EUR ・厚さ 1 mm …

エールフランスの新しい会社 Joon の消滅

偶然の一致 1月11日のニュースに驚きました。Joon が 親会社 Air France に合併吸収され、消滅するとのこと。 www.lemonde.fr 驚いた理由は、そのニュースが当ブログでの初めて搭乗記 エールフランスの新しい会社 Joonの旅 - バス代わりの飛行機 のアップロ…

クオリティ・オブザーバー2回目のミッション

フレンチミッション第2弾。こんなことをやらせるのは、Air Franceだけです。 KAIZENのための調査法三種 昨年、米国の某大手航空会社で調査員を搭乗させ、サービスのチェックを行うという施策が内部漏洩だか噂だかで流れて大騒ぎになりました。もちろん騒い…

エールフランスの新しい会社 Joonの旅

Air France は改革の一環として、コストを抑えた会社を新たに立ち上げ、路線網の一部を移管しました。この会社は Joon という名で、サービスの上でもいろいろと新コンセプトを持ち込んでいます。これは実際に利用するとすぐに気が付く様なレベルのお話です。…

フライングブルーのフラッシュ・プロモーション

忘年会、宴会、オフ会...名称はいろいろですが、年末のパーティの案内が届く季節となりました。確かに11月も半分過ぎているので、当たり前のこと。個人的には忙しくて、何もできないうちに年の暮れ。かなり残念な 2018 年です。しっかり反省したいところ…

最上級会員が安上がりなフライングブルー

今年4月から金額制となったフライングブルー。改悪との声が世を支配しましたが、良くなった点があります。しかも半端な改善ではありません。それは上級会員資格維持に必要な最低費用です。大雑把に言って半分以下に下がりました。 フライングブルーの会員レ…

エールフランスの10月

直前の記事ではANAを取り上げました。ANAについて書くと、いつもdisっているように見えますが、今回に関しては違います。ANAの言語にできるだけ忠実に、彼らを擁護する文章を書くのが目的でした。普通のセンスでは訳の分からない主張、つじつまが合わない主…

Skywalker n'a jamais rêvé de se déplacer en tapis volant.

クオリティ•オブザーバーの奇妙な復縁メール かつて一度だけ協力したことがある Quality Observer。最近では、存在自体意識から消えていました。 エールフランス-KLM、クオリティ・オブザーバーからの招待 - バス代わりの飛行機 AF1560:CDG-ZAG エコノミー …

Chewbacca a trouvé son âme sœur au Portugal.

エールフランスの新しいPDG Air France-KLMの新しいPDG(CEOのようなもの)がようやく決まりました。8月16日、取締役会は正式に指名しました。 Ben Smith, le nouveau patron canadien d'Air France-KLM, arrive en terrain miné 46歳のカナダ人、Benjamin S…

パリ空港の会員プログラム:My PARIS AÉROPORT

永遠のライバル パリとロンドンは長いライバル。Londonで3回やったから、Parisでも3度目をやるねと、オリンピックも気にかける全世界公認の仲。バス代わりの飛行機でも、ヒースロー空港の Heathrow Rewards を記事にした以上、パリ空港についても同じ配慮…

スカイチームの薄い影と悪い状況(その1)

一般的に言って、日本の報道は「日本人にとってどうか」という視点が支配的なようです。英語の報道ではこの傾向が弱く、大抵のニュースは発刊地に関係なく、「グローバルな視点で*」書いているようです。フランス語やドイツ語は中間かなという印象を持ってい…

危機が深まったエールフランス

GW中にあった大きな動き 部分的にストは行っているものの、大勢は安定へ向かうと思っていたのですが、分からなくなりました。5月 4日(金)のことです。15営業日前に経営側が提案した賃金についての計画が、55.44%の組合員(総投票数46,771。投票率88.33 %。…

エールフランスの博物館

前の記事で新しいことは、ルーブル美術館 × ANAという組合せだけ。「スターウォーズ × ANAよりは格調高いかと思い、やってみたところ、ANAには高級すぎて黙示録になりました」という当てこすりの記事。新情報が皆無でも、ANAが主役だと反響がありますね。地…

エールフランスの使いやすさ

修行僧の皆さん、ゴールデンウィークも後半になりましたが、有意義に利用できていますか。今日は修行僧の健闘をたたえ、解脱の心象と名づけた写真をアップします。 この像、Kaiserschnittの跡*が生々しいのですが、作者が気づいていたかどうか、例によって不…

フライングブルー:提携アメリカンエキスプレスカード

更新が遅れています。以前のようにセールやキャンペーンの話題は、書く時間がとれません。ネタ出現を即記事に、というスタイルは、かなり暇がないと難しいことが良くわかりました。今はネタが被らないように、誰も話題にしそうにないことを書くのが精いっぱ…

フライングブルー刷新

今日の話は、「フランスあるある」。サービスの改悪を大々的に行い、それをぼかすかのようにイメージまで一緒に刷新。 利用とマイルのバランスを良くして、会社の収益向上に貢献するよう4月1日、変身を遂げた Flying Blueのことです。あちこちのデザインを…

エールフランス・オップ!の予約制機内食:Et HOP! À Table

Air Franceは、フランス国内線を関連会社の HOP! に移しましたが、機内ではボンボンぐらいしか提供されませんでした。ヘキサゴン上空の食事事情は、お寒い状態だったのです。しかしここ1年、状況は変わりつつあります。 レガシーキャリアの新しい潮流は、LC…

エールフランス-KLM:新会社の始動と2017年の好業績

Air Franceはリストラを巡って労使対立が悪化し、2015年~2016年には会社存続も危ぶまれるほどでした。このブログでも紹介しています。例えば、 Frédéric Gageyの"le plan B" - バス代わりの飛行機 AFリストラへのメディアの援護射撃 - バス代わりの飛行機 …

エールフランスのラウンジ整備

パリCharles-de-Gaulle空港は、Air Franceの本拠地。「おフランス」を体現する会社が、ラウンジ整備に力を入れるのは当然。Terminal 2Fのラウンジ再整備は失敗*したようですが、2E と 2Gでは魅力的なラウンジがオープンしたようです。 *Pechedenferもアンケ…

フライングブルーのゴールド会員がフライングブルーのクレジットカード入会キャンペーンを利用してみたら...

フライングブルーのゴールド会員資格(2019年3月まで)の付与で話題になった三井住友クレジットカードの入会キャンペーン。 フライングブルー:三井住友クレジットカードの入会キャンペーンによせて - バス代わりの飛行機 対象となる入会期間はもう過ぎてし…

フライングブルーが金額制に (7)

2018年4月から、ファーストクラスと相当高いビジネスクラス以外はマイルが貯まりにくくなります。安い航空券を探すというゲーム感覚は、完全に失われます。しかし上級会員は遠ざかる感じがしません。最近価格が下がり、パターン化した欧州内ビジネスクラス…

フライングブルーが金額制に (6)

「見つかった有利な方法」の列挙。続きです。新旧制度の比較は、SilverからGold会員に上がる場合およびGold会員を維持する場合についての数字です。しかしSilverやPlatinum会員資格に関しても新旧比較には大した差は生じません。 上級会員への搭乗戦略(2018…

フライングブルーが金額制に (5)

以下には「見つかった有利な方法」を即物的に列挙します。 上級会員への搭乗戦略(今から3月31日まで) 2018年4月1日から新制度に切り替えなら、1月から3月までの搭乗実績はどうなるのかという点は重要です。現行制度では1月から12月の間に資格マイルや搭乗…

フライングブルーが金額制に (4)

上級会員へのハードルはケースバイケース 上級会員になり易くなるのか否かも重要な問題です。結論から言うと、搭乗パターンで真逆の改革となります。比較するために、現行の上級会員への基準(暦年中の搭乗により得られた資格マイル)と新制度の基準(一年間…

フライングブルーが金額制に (3)

マイルについての補足 前2記事で書いた内容は、Air France, KLM, HOP!などFlying Blueのコア会社に関する変更点です。SkyTeam加盟会社などの提携航空会社への搭乗では、従来通り航空券の予約サブクラス別に定まっている加算率と搭乗距離の掛け算でマイルが…

フライングブルーが金額制に (2)

制度変更に伴い、獲得マイルは増えるか?つづき FB変更で、日本在住者が気になるのは東京-パリのAir France直行便への影響でしょう。長距離国際線の収支の内容は、近距離便とはあらゆる面で異なります。 (1) 2月の往復 まずは格安エコノミー。片道371 EURで…

フライングブルーが金額制に (1)

Flying Blueの制度変更に関しては、一般にも公開されました。 より深く探索する準備を 詳しくはこちらで確認を。 制度変更に伴い、獲得マイルは増えるか? 旅行距離から支払金額に基準が変更され、得になったのか、損になったのかは当然考えなくてはなりませ…

フライングブルーが金額制に (速報)

昨日メールが届いていました。2018年4月1日から、Flying Blueも利用金額制になります。そして会員資格については、Cathay Pacific、British Airways、Qantasのシステムと同様、距離と搭乗クラスによって決まるポイントが基準となります。 アメリカ式ほど複雑…